日々是好輪走

いつも気持ちの良いサイクリングが出来て良かったね。

2月25日 上高地雪上ライド

MTBにスパイク装着して、向かった先は長野県は松本市。
久しぶりに”冬の上高地”に行ってみたかった。
上高地はすごく好きな場所なんですよね~。
(子供の名前を”ほ○か”や、”あ○さ”にしちゃう程に)

昔々の約20数年前に、沢渡(さわんど)駐車場で雪中キャンプしたり、
坂巻温泉付近に路駐し、バックカントリースキーに行って以来。
若かりし日の良い思い出です。

当時は安房トンネルも無く、安房峠は通行止めの本当にドン詰りでしたので
入って来る車も少なく路駐し放題でしたね。

また旧釜トンネルの暗闇と湧き水凍った氷の坂が行く手を阻む感じが
下界との別世界感をいっそう引き立たせ、より神秘さが際立っていたように思う。

で、いざ自転車となると、どうやら釜トンネルからバスターミナルまでの
県道しか走れないらしい。
それだけなら向こうでクロカンというも良いかな?と
スキー担いで行きたいな~。と画策していました。

板入れたスキーバックを襷掛けにしてみたり、
大型ザックに縦固定したり。
はたまた自転車固定できるかハンドルに縛ってみたり。
それで最終的に良さげなのがこの装備。

ところが、いざザック背負って走ってみると、板の間でヘルメットがガシッて固定され
頭を左右に振れないし、前方遠くは見えないしで、
ずっと下ばかり向いて自転車漕ぐことに。
1km程進んでから”こりゃいかん”と諦め、一旦沢渡まで戻ることにした。

さてどっちを優先すべきか?
・タクシーで釜トンネルまで行ってからクロカンするか?
・自転車で河童橋まで行くか?
やっぱ自転車のほうですよね。

ということで、板と靴を下して軽量化したら、仕切り直しの再出発。

意外と遠い釜トンネルまでの国道158号線ですが、
観光シーズンとは比べ物にならない程、交通量がめっきり少なく
狭いトンネル続きでも、気分的にはあまり苦になりませんでした。
登り坂はシンドイですがね。

坂巻温泉を超えると頃には、すっかり冬山の雰囲気。
中の湯温泉の硫黄の匂いが漂ってきます。
DSC03452.jpg


ようやく釜トンネルに到着。
ゲートの係員さんも、”え~自転車っ?”って感じで
色々とアドバイスしてくれました。

要約すると
・工事車両が20台位入っている。主に梓川右岸の治山運搬路は除雪してある。
 除雪幅は車1台分位だが、朝夕くらいしか車は行き来しない。
・左岸の県道側は途中から除雪してないので、踏み固めた足跡が細く1本通っているのみ。
 自転車とのすれ違いが難しくないか?そもそも雪が深いので自転車では走るのが困難か。
・遊歩道は更に雪が深いので自転車は困難。

一応、公には県道以外の工事道は自転車は許可されていないはずなんで
”右岸走っていいのか?”と聞いたら、各々個人の判断によるとのこと。
なんとなく不問な感じのようです。
明確には答えてもらえませんでしたけどね。

もしかしたらゲートで何か言われるかと思っていましたが、
”気をつけてね”と、快く送り出していただけました。


新しい釜トンネルは道幅広く、ずいぶん立派。
もう氷の坂なんてありませんので、軽アイゼンは不要です。
ただ照明は無いので、この写真よりはずっと真っ暗に感じる。
自転車ライトだけの暗闇の中、10%前後の坂がひたすら続く。
大型ザック軽量化していてホント良かった。
DSC03453.jpg

ゼイゼイ言いながら、釜トンネルと上高地トンネル(こちらはずいぶん短い)を超えると
待望の雪道が始まります。


ここまでの舗装路では単に路面抵抗でしか無かったスパイク。
ここからは本領発揮してもらわなければ。
今まで低く連続的なゴムの摩擦音(さしずめ”ヴュゥゥゥゥ”って感じ)に
カリカリと硬い金属摩擦の音でしたが、朝の凍った雪上に入ると”パリパリパリパリ”と
氷を小さく砕きながら引っ掻くような少し高い音に変わる。
圧雪でも凍結路であっても、確実に接地面を捉えて推進力に変えてくれる。
多少の傾斜であっても横滑りすることなく進んでくれるのは凄い!
唯一深い轍のある個所だけは乗り越え角度が小さいと越えるのが難しく、
やや凸凹しているもののタイヤ跡の無い中央のほうが安全に思えた。


梓川左岸の県道と右岸の治山運搬路との分岐では、未だどちらの道も除雪してあり、
どちらからも行けそう。ここは助言どうり右岸側を進むことにして橋を渡る。
雪上走行が面白く夢中で漕いでいると、ふと視界が開けた。
振り返ると左に雄大な焼岳が良く見えた。


しばらく走ると直進、右折の分岐が現れる。
ここは右へ。正面に雪の中で眠りについている帝国ホテルの
赤い屋根が見えてきた。
正面に回り込むと、エントランス(正面玄関の車停め)への通路は未だ雪が深く
入ることが難しそう。


ここで県道に出ると、バスターミナル方面は除雪してあるが、
後方の大正池方面は徒歩での雪上トレイルがあるのみ。
先ほどの分岐からの除雪はやっぱり途中までだったか。
DSC03464.jpg

ここ帝国ホテルからバスターミナルまではもうすぐそこ。


しかしバスターミナルの直前で除雪は終了。ネイチャーセンター前まではトレイルを押して進む。
センター前にMTBとザックを置いて梓川寄りの道から河童橋方面へ。
踏み固めた足跡が少ないところでは、少し外れると一気に膝上まで埋もれる。
ほどなく河童橋に到着。


下流側の焼岳方面は青空が出て良く見える。


ところが穂高方面は曇って山頂まで見えません。
ン~残念。


ネイチャーセンター側の道からバスターミナルへ。
こちらのほうが通行があるのか踏み跡が広く埋もれる心配が無い。


バスターミナルでは全く除雪してなく、雪原が広がっている。
MTBに乗って進もうとするが、深く埋もれて1mも進まない。
もがいて横に倒れて埋もれる。除雪、圧雪路以外はムリだな。
屋根下の一面凍った平坦部分なら全く問題無い。


チョイと運動したらお腹が減ってきた。
アルミ鍋の冷凍うどんをバーナーで加熱開始。冬山はガソリンバーナーに限る。
ところが微妙な火力調節が苦手なこのバーナー。
アルミ鍋の底からポタポタ出汁が垂れてきた。
慌ててコッヘルに中身を移す。危うく焼きうどんになるとこだった。
凍った出汁が十分に溶ける前に強熱加えたので、アルミ鍋は一部溶け掛けてました。


山飯喰ってたら心なし明るくなってきた。
もう一度河童橋方面へと戻る。
先ほど曇って見えなかった前穂奥穂西穂の連山が姿を現してくれました。


焼岳方面もよりくっきり。


嬉しくて、ついでに記念撮影まで。


景色に満足して、先ほどの道を折り返す。
橋を渡った分岐から、もう少し西岸道路を奥へと進む。


ウェストン碑近くを通過しようとしたら、猿が数匹たむろってる。
ロードバイクならいざ知らず、バック背負ったMTBだと襲われても
振り切る自身がない。見えなくなるまでしばしやり過ごしてました。


丁度ここからは蛇行する梓川の正面に六百山が見える。なかなか綺麗だ。


この後、河童橋付近まで除雪してあることを確認し、(その先もまだ続いてましたが。
明神、徳澤付近まで行けるんだろうか?
復路は焼岳を見ながら進む。
温度が上がってきたのか日当たりの良い処ではシャーベット状の雪道になる。
スルズルとタイヤが取られて走りにくい。
凍結路のほうが走りやすいというのが意外な発見。


最後に焼岳の雄姿をもう1枚。


漆黒の釜トンネルの急坂をデイヤ!って下り、ゲートまで戻ってきました。
なんとなく千と千尋・・・の最後にトンネルを抜けたシーンを思い出した。


沢渡に戻る途中で、道路脇にコンコンと流れ出る適温の温泉。
贅沢な温泉垂れ流し状態だ。
そうだ!温泉に入って行こう。


沢渡で車にMTBやザックを押し込み、先ほど通った坂巻温泉へと車でUターン。
DSC03493.jpg

まだ早い時間とあって、露天風呂は終始貸し切り状態。
冷え切った体に極楽極楽。
DSC03496.jpg

今回スキーと自転車の両立に無理があったと感じました。
今度はスノーシューか和かんじきを入手して、スノートレッキングと
組み合わせるのが良さそうです。

1ライドでスパイク脱ぐのは勿体ない。
今度のステージは・・・あそこかな?
  1. 2017/02/27(月) 11:58:25|
  2. MTB
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

ヨッシーバイク様

ヨッシーさん こんにちは。

いつかはヨッシーさんのように本格的に山始めたいと思っています。
自転車でもフーフー言いながら長い登り
ばかりにへばってました。きっと荷物
担いでたでしょうし歩きでとは凄い。
雪が深いと自転車ムリですし、今回は
丁度良かったですね。
雪上キャンプはやってみたいですね。
まだ一度しかないけど楽し辛かった
思い出が…。
  1. 2017/03/05(日) 09:29:07 |
  2. URL |
  3. Nao #-
  4. [ 編集 ]

遠い昔に、沢渡から歩いて上高地に行きましたが、遠かった。自転車はグッドアイデア!
でも、雪が少ないのには、ビックリですね?
釜トンネルも氷の世界だったけど、様変わりです!
次回は、テントですね?
  1. 2017/03/03(金) 10:07:33 |
  2. URL |
  3. ヨッシーバイク #ZFcFJv4w
  4. [ 編集 ]

hamo 様

hamoさん こんばんは。
マウンテンバイク是非。
こちらも始めたばかりですけどね。

良いコースを経験者の方々に教えてもらい、
あちこち行きたいと切実に思ってます。
山はヘタしたら人様の土地ですもんね。

ロードと違った乗る難しさと、冒険心を
くすぐられるところが魅力ですね。
  1. 2017/03/01(水) 00:43:15 |
  2. URL |
  3. Nao #-
  4. [ 編集 ]

こんばんは。

白銀の上高地をマウンテンバイクで!いいですねw
MTBに興味を持ち始めていたところだったので、益々欲しくなってしまいました(^^)

文の続き楽しみにしてます。
  1. 2017/02/28(火) 22:26:03 |
  2. URL |
  3. hamo #-
  4. [ 編集 ]

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Nao

Author:Nao
愛知県名古屋市近郊に在住。
今年とうとう齢50代に突入。
自転車を2012年1月末に始め、
愛知、岐阜県を中心に週末ライドを
楽しんでいます。
愛車はジャイのDefy3Composite
とLook 695AeroLight。
色々な自転車旅をしてみたい。

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