日々是好輪走

いつも気持ちの良いサイクリングが出来て良かったね。

3月10日 高雄~墾丁 4日目

昨日は短距離の小休止だったので、体はそれほど疲れていないし、ホテルは広くて清潔だったので快適でした。
おかげで前日寝不足気味だったのが、ぐっすり眠って回復できました。

早朝に目が覚めると路面が濡れているように見える。
夜中に軽く雨でも降ったようだが、既に上がっているっぽい。
天気予報は何とかもつようだが、明日は全国的(全島的?)に雨空になる予報。
先端までは残り120~130km程。天気さえ持てば余裕なのだが。
朝方は雨?
出かける頃には路面は乾いているが、少しひんやりした感じ。
それでも自転車に乗る身にとっては十分薄着で問題無いが、こちらの人は相対的に寒がりですね。
バイク、スクーターに乗っている人はみんな長袖ジャンバーを着込んで厚着の人が多い。

また台湾独特だと思うが、バイク類に乗っている人はウインドブレーカーなど上着を前後ろ逆に着て、走行中
前面の冷えを防ぐようにしている人も多い。分からんでもないが、そんなに冷えるかな?

走り出した頃は交通量もまだ少な目です。
一旦西進してから省道17号線に出て南下しようとするが、西に行き過ぎたので、
適当な道で17号線に平行しながら南に向かう。
街中を南下
何気に目についた自転車屋兼バイク屋の看板。
適当に太った人を相撲取りの恰好させてるだろ!
相撲レスラー
遠くから見渡せるランドマーク”高雄85ビル”。
高雄には適度に高いビルは多いが、超高層ビルらしいのが無いので一際目立ちます。
ランドマーク

更に南下すると住居区域なのかマンションが増え、その先にショッピングモールらしき建物が。
良く見ると阪急系の商業施設。名古屋には全く縁が無い阪急なのでそのままスルー。
そういえば銀行に両替に行かなければと思ったが、未だ開いている時間ではないようだ。

昨夜は宝石店は見つからず、ちょっと高級なホテルに入って聞いてみたが両替はやっていないとのこと。
台湾、案外融通きかず硬いな。今日の宿代もままならない状態なんで。
阪急デパート
台湾の信号はだいたいカウントダウン表示が併設されて、青になるまでの時間が分かります。
交差する横断歩道側でもあと何秒で赤になるよと表示が急かしてます。
信号
高雄市南部は街から一転して、工業地帯ばかり。
行き交う車も大型トラック、トレーラーばかりです。
南部は大型トラックばかり
銀行も補給処も無いなーと考えながら、高雄空港が正面に見える道を走っていると、
すぐ隣にパトカーがすーっと併走し、パワーウインドが下がり始める。
何だ何だと思っていると、助手席側の警官が腕をすっと出して、握り拳に親指立ててエールを送ってくれた。
いわゆる”良い旅を!”、”頑張って!”の合図だが、なかなか粋ですね。
こちらが大き目のサイドバックをつけているので島をまわっているということが
分かってくれてるんですね。

この時に限らず、これまでもこの後も、旅の間中よくこの合図を送ってもらいました。
後ろから追抜き際や対向車線のバイクや車が”グ!”って。
相手に見えているかは定かではありませんが、こちらも”グ!”っと力強く手を前に差し出します。
疲れていても、この瞬間は大概笑顔になっているから不思議なもんですね。

同じような重装備な自転車とすれ違う場合も、”グ!”ってお互いにやってたな。

それが普通のローディ相手だと手を上げるか会釈を交換するかになるから、
日本とあまり変わりません。
頑張って走っているのはお互い様という感じでしょうか?
ちょっと微妙な関係かな?
止まって面と向かって話していると、よく”頑張って!”とか”have a nice trip”とか励ましてくれますが。

高雄の空港横には廃線跡を利用した自転車道が通ってます。
高雄空港脇の廃線自転車道

だんだん広くなってレールが何本も分岐して横に並行してのびてくるようになった。
昔は空港と接続する貨物列車ターミナルだったのだろうか。
サイクリングロードは廃線跡

空港へは軍用機もバリバリ離着陸している様子。他でも轟音響かせて飛んでいる様を良く見かけました。

自転車道は一旦途切れたものの、広大な中国鋼鐡公司の工場を迂回するように
工場脇を通じて東港の街のほうへと通じている。
バイクレーンのほうが走りやすそうだが、のんびり走るにはこっちの方が良い。
しかしでかい工場だな。工場の建屋ナンバーが40を超えた数字が並んでいる。
サイクリングロードは続く

工場を回り込むと”小港林蔭自行車道”が終わるようだ。
自転車道はここまで7.4kmの長さらしい。
小港林陰自行車道

高屏渓の大きな川を渡ろうとすると、こんな標識が。案内にしたがって堤防へと登る道から逸れて迂回してみる。
自行車案内看板
堤防を緩い勾配で斜めに登るように坂がつくられていました。
残念ながら最後はしっかり階段を登らされましたが。
堤防へのアプローチ道路
このへんでは更に道がひろがり、バイクレーンの横に更に自転車専用レーンまでも現れる。
非常に走りやすい。
広い自転車バイクレーン

東港を抜けるバイパス道をとおり、林邊まできたところで、ピーポー君のようなマスコットが飾ってある警察署が
あったので、中に入り、近くに両替ができる銀行が無いか尋ねる。
英語も日本語も通じない警官だったので意思疎通に苦労したが筆談で確認すると、
あそこの宝石店に行けと教えてくれた。(闇両替とかいうのは台湾では無いのかな?)

ところが宝石屋は両替はやっていないので、銀行に行ってくれとの返事。
近くの銀行を聞いてみると、8kmほど戻った東港にあるとのこと。
進行方向の南側には?と聞くと”無い”と言われたので、大人しく戻ることにする。
(本当は恒春の街にも銀行がありましたが。)
こういう無駄な走りはどっと疲れます。

警察

バイパスからは見えなかった東港の街中まで入ると、すぐに銀行が2か所見つかった。
そのうち入ったのは”玉山銀行”。
玉山と言えば日本人には”ニイタカヤマ(新高山)”のほうが通じますかね?
台湾中央部には3000m級の山がそびえ立っており、玉山は富士山よりも高い3952mですって。
その写真が銀行内にでかでかと飾ってありました。

両替は流石銀行だけあって、ものすごく手堅く行われました。
パスポートコピーとったり、サインやら書類を複数記入し、こちらから渡した1万円札数枚を
わざわざ機械鑑定チェックし、機械で確認した枚数をこちらにも確認するように促し、
台湾元も同様の機械チェックと枚数を確認させるという手の込んだ”儀式”が粛々と執り行われました。
めんどくさ!
サンキューとお礼を言って銀行を後にしました。
玉山銀行

東港の信号で停止していると、同じく歩道側で立ち止まっていた小柄なお婆ちゃんが自分を見て
何やら中国語で話しかけてきた。
困って”こんにちは!”と日本語で挨拶すると、一瞬驚いた後、ニコッて笑いながら
”アナタキレイネ”って片言の日本語に変えて話してきた。
何だ何だ!綺麗ってのは違うだろって思いながら、
”お婆ちゃんも昔はそういわれてたの?”って聞いてみた。
日本語が理解できたのかどうなのか分からなかったが、相変わらずニコニコしている。
ちょっと考え、もし実際にそう誰かに言われていたとしても、若かりし頃は複雑な時代のはず。
続けてなにを話せばよいか分からなかった。
丁度信号が青になったので、”バイバイ”と挨拶して別れた。

道は省道17号線から省道1号線に合流してだんだんと南国ムード。
線路を渡る陸橋に登ると遠くまで見渡せる。すいぶんと南国っぽい木々ばかりです。
南国ムード
海岸線の先の遠くに、綺麗に海に緩やかに伸びた台地が見える。
風がだんだんと強くなってきており今まで無かった南東からの強い向い風が吹き始める。
遮る山々が無くなって、台湾南端もだんだんと近づいてきていると感じる。
海岸線

楓港に到着すると、省道1号線は終了。
台東への山越えルート(恒春半島横貫線)の9号線が始まりますが、
直進して恒春半島の先端、、墾丁方面に進みます。
楓港
国道26号線に入ると片側2車線でバイク専用レーンは無くなっていたが、
交通量がめっきり少なくなったので、やっぱり走りやすい。
ただ風が山の形状に影響受けてか、前後左右不規則に強く吹き乱れてフラフラさせられる。
DSC08650.jpg
恒春の街を抜けると、一転して南国リゾートの雰囲気。
周りはリゾートホテルや民宿がたちならび、綺麗なビーチが伸びます。
季節外れで人はほとんどいませんが。
砂浜
墾丁の街中にようやく到着。
ここから先は先端まで街らしいところは無いので、ここで宿泊しようと決めていた。
交差点で信号待ちしていると、バイクに乗ったオバちゃんが”今日の宿はあるか?”と
自分の民宿への宿泊をセールスし始める。
小さな街なので、一通りぐるっと回って決めると返事して、海岸線やメインロード沿いのホテルや民宿を
ウロウロと物色する。どこもけっこう良さげだが決めてが無い。
キョロキョロしているとあちこちから勧誘の声が掛るほどいつのまにやら”人気者?”になった気分。
墾丁メインロード

たまらず裏道に入ってみると、ガラスを多用した綺麗な民宿が目に飛び込む。
玄関を掃除していた従業員さんに空いているか聞いてみると、部屋の写真を見せてくれる。
まだ真新しくとても綺麗なので即決。
でも高いかな?っと値段を聞いてみると、BOSSを呼ぶとのこと。
どこかへ電話を掛ける。どんなおっちゃんか?とBOSSを待つと、すぐに海岸方向からBOSSがやって来た。
髪の毛ふわふわな小柄で綺麗な、30前後の美人マダムがBOSSでした。
ニコニコ笑顔が癒されます。(流石にあなたの写真撮らせてとは言えんかった)
うちの部署の分からず屋BOSSと是非交代してくれんだろうか?

2階のベランダにもスペシャとキャノの2台のロードバイクm見える。
今夜の宿
部屋はこんなん。
値段は1500元と高!っと思ったが、頭のなかで換算し
6000円なら駅前ビジホと変わらないか!と無理やり納得する。
まあ気に入ったので金額は二の次です。
部屋3
部屋2
まだ日没まで1時間半あるので、部屋に荷物だけ置いて軽装で、10km程離れた最南端まで行くことにした。
明日は雨になるかもしれないし、今日の内に行っておきたい。
荷物が無い自転車は、妙にフワフワ、フラフラして妙な感じ。
その分、今までの重しから文字通り開放されて、不思議な感覚の中で軽快に飛ばせました。
今ならスクーターにも負ける気がしませんね。車にゃ負けるけど。
先端へ走る

アップダウンを繰り返して、夕暮れ近くで人が少ない道を飛ばす。
相変わらず横風が強くてフラフラ。

墾丁の街の先にも、広大な敷地の大型のホテルがちらほらと続く。
大概○×度假飯店という名称なので、恐らく”度假”がリゾートという意味なんだろう。
岬が見える
先端近くに鵝鑾鼻(がらんぴ、オーロァンピ)公園という有料の公園があり、駐車場に大型バスが入っていく。
ここが最南端か?と自転車を停めて、チケットを買って中に入る。
鵝鑾鼻公園
中は広い芝生広場にょうになっていて、丘の向こうにみなさんぞろぞろと歩き始めるので、
後ろをついて行く。
丘をのぼりきると、左手に灯台があって公開されている模様。時間が無いのでパスし、
芝生広場を下って道の先にある海岸を目指す。
芝生公園

うっそうと茂る樹木の中の細道を抜けると、ウッドデッキの先に東シナ海の海が広がる。
いくつかのデッキを継ぐ回廊を通ると、元来た広場に戻ってしまった。
何も最南端を示すような標識が無い?
肩すかししながらスマホの地図をみると、”最南點”という名前の所がもう少し東側にあるので、
この公園内にはそのような台湾最南端を示す碑のある場所は無いようだ。
海岸
急いで公園出入口までもどり、駐車場を出て更に東へとのびる上り坂を走ると
すぐに”最南點(Southern Most Point)”と示す看板が現れる。
駐車場がこの先にあるようだが、自転車で進めそうなのでそのまま直進。
お土産屋などを通り越して、急な坂を下る。
最南端へ1

下り切ったところからは、車止めがあり各種車両進入禁止とあったので、ここから先は歩くことに。
台北を出発して4日目。あと1500mでようやく最南端に到着します。
最南端へ2
木々におおわれた細い道から時々カップルやグループの人たちとすれ違う。
手に網や銛をもったウエットスーツ姿のダイバーがやってきて、微妙な緊張感。
ここだけお互い妙な恰好した2人がすれ違う。
後には濡れたブーツの足跡が延々と続いており、何故か可笑しい。
森の中を歩いていると、突然視界が広がり、再び海が広がる。
最南端へ3

ここもテラスになっており、意外と立派なモニュメントが建っていた。
最南端

後から来た若い男女3人組の写真を撮ってあげ、代わりにこちらの記念写真も撮ってもらった。
自転車が傍らに無いと、何とも締まらない恰好ですね。
最南端記念写真

墾丁への帰路は更に人や車が少なくなっって、段々と暗くなっていく。
途中先ほど写真を撮ってもらった3人組スクーターバイクの2台に追いつかれ、
追い抜かれ際に”イエーイ!”と奇声を上げ手を振りながら挨拶。
こちらもそれに答えて一緒に走ろうと試みるが、やっぱりバイクのほうが速い。
バイバイと見送って、再び静寂の中を墾丁まで戻りました。
墾丁への帰路
今日のお宿”金沙湾度假旅店2号館”に到着。
ロビーにあった”倒れるだけで・・・”の健康器具(こんなとこにも普及してるんですね)に自転車を立て掛けて、
珍しくロビーで靴を脱いでスリッパに履き替える方式で、階段を上がる。
木の1枚板をワイヤーで吊ったお洒落な階段を3階まで登って部屋に入り、シャワーを浴びてしばらく寛ぐ。

お腹がすいてきたので夜の墾丁を散策。メインストリートの両側には、
いつのまにやら昼間には無かった夜市の屋台が並んでいる。
小さな街ですが多数のお店と、平日なのに多くの観光客らで賑やかな雰囲気。
中華の定食屋で食事をし、屋台で幾つかつまみながら、最南端の町の夜を楽しみました。
メインストリートの夜市
本日の走行距離148km。


走行距離148km
  1. 2015/03/26(木) 00:29:24|
  2. ロードバイク(海外編)
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Nao

Author:Nao
愛知県名古屋市近郊に在住。
今年とうとう齢50代に突入。
自転車を2012年1月末に始め、
愛知、岐阜県を中心に週末ライドを
楽しんでいます。
愛車はジャイのDefy3Composite
とLook 695AeroLight。
色々な自転車旅をしてみたい。

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