日々是好輪走

いつも気持ちの良いサイクリングが出来て良かったね。

3月16日 台北~日本 帰国日

1週間以上滞在した台湾も、いよいよ今日帰国です。
ところが桃園国際空港発セントレア行きの中華航空機は6時55分発とメッチャ早朝。
2時間前に空港に到着するとして、ホテルを4時に出発
(空港まで1時間見てましたが、実際には30分程でしたね。)

前夜には自転車は箱詰め完了です。
増えた荷物はお土産袋くらいなので、箱本体は20kg以内に収まっているはずも、軽量時にはドキドキ。
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乗り遅れたり、財布も落とすようなトラブルも特に無く、
無事日本に帰国しました。
飛行機

ところで今回の換金相場について。日本国内じゃ換金しなかったので不明ですが、
台湾では4か所で円→TWDに交換。
結果台北のホテルが最もレート低く、銀行が最良。
ただ3万円程度交換した場合、手数料込みで空港が最も良く、ホテルとは最大258元差と約1000円程度。
これが安いか高いかの判断は状況次第ですが。
少なくとも銀行求めて往復20km程余分に走り回るのは割に合いません。

自転車走行中は、意外に都市部で銀行に寄るチャンスが少なかったので、
替えられる時は計画的にというのが唯一のアドバイスですかね?
田舎でも替えられるような高級ホテルに泊まらなかったというのもありますが。
レート

ここで最後に撮り溜めした、これはちょっとという看板類。
正直意外に無いもんだというのが率直な感想です。

よくあり共通して言えるのが、”ツ”と”シ”の区別。
自分も書く時に結構適当だったりしますので、そう人のこと言えません。
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これも同様。
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逆に”ツ”が無いパターン。
それよりもラヤンハイって? ラとシを間違えてる?
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意味は分かるが表現が硬くてどう?って感じ。
発しますって寅さんじゃ無いんだから。
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”せん”はどっから来た?
もしかしたら”はこざきせん”という地名ある?と思って検索したら、
福岡市地下鉄箱崎線という路線はありました。
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豆の民宿って、もしかしてオーナーはダ○○さん?
他にも耳の民宿ってのもありましたね。
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これはきっと台湾では違和感無い単語なんでしょうね。
思わず、え!って二度見しちゃいました。
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何はともあれ、今回の旅で、台湾への親近感がグッと増しました。
徐さんをはじめ、旅先では本当に色々な方々に親切にしてくださり、
道を聞けば丁寧に親身になって教えてくださる方ばかり。
最初は自転車盗難を恐れて厳重にワイヤー鍵をかっていたんですが、
それも途中からは長時間放置する以外は全くやらなくなりましたね。
(絶対安心とは言いきれませんが、途中からはなんかバカバカしくて)

また道々で親指立てて応援下さった方々んも励まされながら一周走ってくることができました。
日本からSNSのコメントで励まして下さった皆様にも感謝しております。
当然”よく1人で行かしてくれるね~”と皆から言われるほど自由を与えてくれる家族へも感謝ばかりです。

それではいつかまた次回の海外遠征があることを期待しながら。
カテゴリもロードバイク(海外編)って作っちゃいましたし。
  1. 2015/04/05(日) 11:49:24|
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3月15日 宣蘭~台北 9日目

いよいよ台湾ライド最終日。明日の早朝には日本帰国なので、台北に予約してあるホテルには今日中に到着する
必要がありますが、残りは100km前後。余裕ですね。

ここ宣蘭から台北へは
①省道9号線を通って山越えして台北南部に入るコース
②省道2号線に出て海岸線沿いに基隆から台北東部に入るコース
③省道2号線に出て海岸線沿いに本島最北端の富貴角をまわって淡水から台北北部に入るコース
の3通りが候補となるが、①は山越えで、距離も短くて面白く無さそう。
③は時間に余裕があるようなら選択したいがたぶん台北到着が夕方遅くなりそう。
現実的には②だろうと踏んでいた。

宣蘭のホテルを出発し、街を出る前に見つけた早餐屋で朝食。
海岸沿いを通る省道2号線に出るまで、9号線で北上する。
日曜日だからか、台北、高雄など大都市圏以外の田舎都市だからか、交通量が意外に少なく走りやすい。
省道9号線

鉄道に架かる陸橋から田園風景が見渡せるが、まだ海が見えない距離のようだ。
田園風景

ようやく台北への案内が現れて、ゴールが近づいたと感じ始める。
(昨日は後半輪行だったので、もう少し早く台北への案内表記があったのかもしれませんが)
台北への案内標識

礁溪の街を通過する際に、温泉飯店、温泉旅店など数多くあり宣蘭よりも選り取り見取り。
この旅で温泉どころかシャワーばっかりで湯船にも浸かっていないことを思いだし、
こっちも有りだったかな。
温泉飯店

9号線に沿って北上していると、坂道が続いているところに出くわす。
おっと、気が付かずに山越えコースに入ってました。ここからはつづら折りの登りなので、
危ない危ないと引き返して2号線の通る海岸に向かう。
9号線は山越え

海に出ると、台湾で初めてサーファーを発見。
今まで平日だったからか、良さそうな場所があっても全く見かけなかったのだが。
サーフショップやサーファー向けの宿泊施設が連なっているところを見ると、このへんがメジャーなスポットかも。
サーファー

このへんの海岸はゴロゴロと荒々しい岩礁が続く。
荒々しい岩礁

眼下に広がるのはどこかの漁港か?と思っていたら、大きくあまりに平らな岩盤地形。
特に表記があるわけでも無くコンクリかと間違ったほど。
千畳敷?

名勝地では無いのかな?と思って走っていると、こんな平らな岩礁地形ばかりが延々と続く。
遠くには亀が浮かんでいるような形をもつ亀島が薄っすらと見えるが、写真には写ってませんね。
亀島

特に珍しくもないような千畳敷。
千畳敷2

同じくここでも。所々にうろこ状に重なって隆起した岩の波が並んで綺麗だ。
千畳敷3

海岸線を通る2号線には歩道兼サイクリングロードとして、車道と区分されたレーンが続くので、
こちらを走る。
海岸線

ようやく遠くに岬のような景色が見えてきました。
海岸線2

台湾本島の最東部に位置する三貂角は雪山山脈の端っこ。
四角窟觀景台

その海岸にある四角窟觀景台の景色。
四角窟觀景台3

三貂角燈塔が見える、ホント気持ちが良い道路の景色。
三貂角燈塔

遠くには北側にもう一つ突き出た岬の鼻頭山が見える。
鼻頭山の岬

このあたりではサイクリングで岬にやってくる家族連れやグループが多い。
中には電動バイクか?と思ったら、ペダルが付いているアシスト自転車も。
前かごに看板が付いているのでレンタル車らしい。
このぐらいでかいバッテリーがロードバイクにも付かんだろうか?とわりと真剣に考える。
レンタル電動アシスト自転車?

岬の付け根にある福隆の街の火車站周辺ではレンタル自転車店が多く建っており、
わりと岬へのサイクリングの需要があるようだ。
山へ登るコースもあるようで、ジャージ着た本格的なローディも多く見かけた。
レンタル電動自転車

ここで今更ながらの台湾の道路の標識例を紹介。
自分が自転車で走っているときは、基本機慢車優先という車道レーン右側にあるバイクレーンを走行してきました。

時々このような歩行者、自行車(自転車)専用道路標識があるときは、そっちを走りますが、
機慢車レーンのほうが走りやすければそちらを走ることも。
歩行者、自行車専用道標識

このような標識がある場合の車道側は自行車禁止で、汽車(自動車)、バイク、スクーター(機車)しか
走れない道もあります。車道が狭い河川橋や陸橋などで良く見かけます。
自行車禁止

機慢車専用標識の場合、自行車はどこ走るの?と当初思ってました。
大概は
車道は汽車(自動車)と大型バイク(機車)が走っており、
車道右側のはスクーターばかりなので、スクーターのことが機慢車だと思ってました。

調べてみると、どうもスクーターも同じ機車扱いで、自行車などの遅い軽車両が慢車のよう。
なのでこのような標識の場合は自行車も走ることができます。
機慢車専用

ただ機慢車優先レーンはあくまで優先なので、走行車線が少ない道で自動車が右折する場合はよく入ってきます。
もし信号で停止する場合、都市部ではこのようなバイク停止エリアが自動車停止線の前に設けられているので、
信号停止している右折待ち自動車を追い抜いて、この位置で待機します。
大きな交差点の場合、このバイク停止エリアは2段階左折用に更に交差点の内部に設けられているので、
2段階左折指定の標識のある交差点では自転車もバイクに準じて利用します。
バイク停止エリア

福隆や澳底の街を抜けて鼻頭角手前のトンネルを抜けて回り込むと、
これまで北上していた道は西へと進路を変える。
鼻頭角

鼻頭角の周囲を走る北部濱海公路は山が間際に迫っており、大きな岩の塊の横をすり抜けるように走る。
北部濱海公路2

見上げれば迫力ある岩のドームが頭上に迫ってます。
頭上は山

海に突き出た小山が複雑な形で海岸線に並んでいます。
台北近郊でも結構荒々しい地形が楽しめます。
このあたり、日曜日とあってか磯部では家族連れで磯釣りを楽しむ人が数多くいて、
路上に駐車する車も多い。人も陰から飛び出して来そうなので注意して走ります。
北部濱海公路

正面奥の綺麗な形の山が基隆山。基隆の街ももうすぐ。
基隆山

この交差点をまわって瑞芳方面に進むと少し近道だが、基隆の街も見てみたいのでこのまま直進します。
瑞芳方面

基隆山を回り込み、横に広がる山を見上げれば観光地で有名な九份の街並みが遠くに見える。
ただかなり山道を登る必要があるので、あっさりスルーです。
2年前にも瑞芳まで電車を乗り継いで来て、タクシーで登ったのできついのは分かってますし。
九份

基隆港入口に到着。まだ昼が回ったばかりなので淡水まで行くのは可能そうだが、
何といっても命綱のお土産を買って回る時間を確保しなければならないので、
ここいらからそろそろ台北に向かう頃合いでしょうか。
基隆港入口

基隆港入口には台湾の水準原点なる碑がありました。
水準原点

内陸に大きく入り込んだ基隆港には軍艦も停泊中。
海軍基地なのか丁度基地祭りのようなものが開催されており、多くの家族づれが出入りしてました。
面白そうですが、やっぱり先を急ぐ。
軍艦

基隆港最奥部の海洋広場。ここから海を離れ内陸に向かいます。
ここは敗戦直後に台湾から日本引き上げの拠点となった所。
基隆海洋広場

基隆の街は意外に大きい。台湾東部は都市部といってもどこかのんびりした雰囲気だったので、
久しぶりに車やバイクでごちゃごちゃした雰囲気の中を、周りに合わせて懸命に走る。
海を離れ基隆の街へ

台北に近づくにつれてバイクも増えていきます。どうしても発進が遅れるので
バイクの排ガスが喉につきます。
バイク増える

道路脇に鳥居と灯篭が見える。台湾に来て初めて見た。
台東にあった台東神社が取り壊されて忠烈祠が建てられたように、旧神社跡というのは
恐らく戦前まで台湾中であっただろうが、やっぱり意外に残っていないもんだと思っていた。

そういえば一方で島東側を走っていると、教会が多く、墓地には十字架が掲げられていたりして
意外にクリスチャンが多いのかなとは思っていた。比較的原住民の内省人が多く
本土からやってきた外省人の影響が受けにくかった東側だからだろうか。
神社

台北まで5kmの標識。でももう騙されない。この距離は市境までの距離。
日本では県庁など元標のある街の中心地までを指す距離と思いがちで、
今まで何度も騙されてきました。
お!意外に近いなと期待していると、何もなくその県や史に入った標識のみってことが多かった。
街の中心までを示す距離標識はそのあとに出てきます。
台北まで○km

それでも台北市境で市内に入ったときは、戻ってきた~と感慨深いものがあります。
台北市突入

すぐに遠くに台北101が見えてきました。ただここからも長かった。
信号が増えたということもありますが、流石ランドマークの超高層ビル。
遠くに台北101

視界に望みながら台北101を目指すが、迷って行き過ぎながらも台北市役所会館前の広場から記念撮影。
近づきすぎると写真に苦労しますしね。
台北101にある鼎泰豊で小龍包を食べようと今日ずっと考えて101を目指していたのですが、
何かどうでもよくなりここからホテルを目指す。
台北101

先週宿泊した林森北路の北端にあるホテルに戻って、ようやく台湾自転車1周の完了です。
(輪行も良くしましたので、完全1周ではありませんが)
再びチェックインし、荷物も部屋に放り投げて遅めの昼食に出かけます。
ホテル到着

サイドバックの荷物から解放された後は、信号ダッシュもスクーターにも負けず
(信号続きで交通量も多い都市部じゃ、バイクもそれほど全速では無いですけど)
バイク集団の中に交じって軽やかに(たぶん。主観的にだけど)走ってました。
最初のビクビクが嘘のように台湾に慣れて自由に走れるようになった気がします。

そして目指すはホテルから少し離れた、台北駅に程近い日式ラーメン店、
御存じ”一風堂 台北店”。
無性に日本風のラーメンが食べたくなり、鼎泰豊を蹴ってまで腹すかしながら我慢してやって来ました。
うめ~!
ラーメンで〆

そしてラーメンと一緒に注文したビールで、1人こっそり乾杯です。
ビールで乾杯

この後、台北駅でお土産をしっかり確保してからホテルに帰ったのはいうまでもありません。
そして飲酒運転なのはここだけの話で内緒です。



  1. 2015/04/05(日) 00:13:31|
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3月14日 花蓮~宣蘭 8日目

花蓮の宿”馨憶精緻民宿”ではオーナーは別宅に泊まっていることから早朝は無人とのことで、
キーはロビーに置いて裏口から出るようにとのことで、真っ暗なロビーから出て勝手に出発。
宿からほど近い早餐屋を発見。
朝食店

店に入り、ちまきと蒸しパン、ドーナッツで朝食。
紅茶は2階から降りた太いパイプの蛇口を捻って熱々のミルクティをカップに注いで渡してくれた。
朝食

昨日通った海岸線を走る東昌自転車道をそのまま北上すると、すぐに街を抜けて別の雨澤自転車道に接続。
時折すれ違うジョガーや犬の散歩をする人がいるだけで、人が少ない海岸沿いの草原を走る。
自転車道

今日も天気は申し分ない。あの雨天続きの天気予報は何だったのかと思わせる。
海への視界が開けて砂浜はずいぶん下にある。
ここまで丘の上を走っていたのに気が付く。
海岸線

サイクリングロードなのに階段があるのはご愛嬌。
幾つかの階段を下りて砂浜に通じる海岸沿いの道へと続く。
階段

海岸沿いを走ると、公園のような広場に出た。
大型バスが何台も駐車しており、朝から観光客が大勢砂浜に出ていた。
砂浜

七星潭という海岸らしい。観光客に混ざって記念撮影。
七星潭記念撮影

今朝から走行中にペダルを強く踏み込むと、チェーンがギリギリと音が鳴るのに気が付く。
オイルは持ってきていなかったので自転車屋が無いかと思ったが、
既に街の中心街は出ていたし、戻っても朝なので未だやっていなさそう。
すると正面にレンタル自転車屋があったので、中のおじさんに図々しくも
”オイル挿してくれないか?”
とお願いすると、快くスプレー缶のオイルを注油してくれた。
レンタル自転車

さらに続く砂浜沿いの道。風も無く穏やかな朝です。
七星潭の砂浜

自転車道が終り、省道9号線に並行して走る海岸路を走る。
太魯閣への道

途中の海巡署(コースタルガード)の案内看板。
ここでも自転車などへのサポートをしてくれるのが分かります。
海巡署案内

新城の街の陸橋からは、清水断崖が見渡せます。
どう通るかは後で考えるとして、太魯閣へと目指します。
清水断崖

省道9号線から台中市への山越えルートの省道台8線。
側道にはまた自転車道が並行して設けられています。
台8線自転車道

立霧渓の川に沿って太魯閣入口へと進む。ここでも大勢の観光客が歩道にあふれ、土産物屋などで休憩中。
ここから太魯閣が始まるのを示す石碑が見えます。
太魯閣入口石碑

バスが進んで行ったのについて行き、錦文橋を渡って左岸沿いに進むが、意外にアップダウンがキツイ。
やや狭い右岸沿いの道が下の方に並行して通っていて、そちらのほうが楽だったかも。
左岸へ

急峻な崖の下を、川に沿って道が延びます。
緩やかな登り坂が続く

緩やかな登り坂が続く。見どころは上流の天祥までで、標高480m/距離22kmというから、
平均勾配は2%程度と大したこと無いが、時折きつい登りも現れる。
緩やかな登りが続く2

坂の途中で、警察官や公園管理スタッフのような人たちが、ヘルメットを無償で貸し出しているところがあった。
ノーヘルのバイクは当然だが、バスから降りて散策する人にもヘルメットの着用が義務付けられている。
自分は当然ヘルメット着用しておるので、そのままスルー。
フーフー言いながら坂を登っていると、皆さん拍手や声援してくれた。
ヘルメット貸出所

整備された道路以外にも、錐麓古道という道があるらしい。
ただトレッキングするにしても命がけの道だな。
錐麓古道

燕子口という所からは右側車線だけが一方通行で、道が分かれて並行に通っている。
本線のほうは長いトンネルの中で、バイパスとなっているようだ。
途中から一方通行の道へ燕子口
こちらもトンネルに入ると、素掘りの岩の中。
燕子口というだけあって、内外を燕が飛び交う。
トンネル

しばらく進むと、九曲洞が見えてくる。切り立った崖の両岸が急に狭まった所の下のほうに道が通っている。
九曲洞

この高さの崖で、狭い所は幅10mも無いのではなかろうか。
見上げても対象となるものが無く、距離感がおかしくなる気がする。
九曲洞-1

狭い渓谷の中を、無理やり岩をくり貫いたような道が続く。
九曲洞-2

このへんまで来ると、メインスポットから離れているのか、歩いている人は少なくなります。
車も来ないので、ほとんど独り占め。
橋を渡ったところで、省道台8線に合流して今度は左岸を走る。
九曲洞-3

時折こんな所、バスが走れるのか?と思うような道が続きます。
天祥へ

渓谷の中、天祥への道が続きます。
太魯閣1

慈母橋が架かったところの岩の上に祠が祀ってあり、車が何台か停まっている。
写真を撮っていると、ガイドに説明を受けている日本人の年配者のグループが通る。
挨拶をして、自転車で来ていることを話すと、
”へー”と感心半分、奇異な目が半分の返事が返ってきた気がした。
それでも”頑張って!”と励まされ、”良い旅を!”と挨拶し合って別れた。
慈母橋

更に登って行くと、天祥らしきところの廟らしき建物が見えてきた。
天祥へ2

ようやく到着。廟のある対岸ではお土産屋、休憩所や食堂が並びます。
天祥

食事をしてから外を見るとここでもサイクリストに遭遇。
なんでもこれから山越えして台中に行くそうだ。
省道台8線は中部東西横貫公路と呼ばれ、台湾中央部の山岳地帯を東西に貫く道。
環島ガイドによると標高3200mの峠を越えるんだって。w
欧米人のど変態っぷりはスケールが違うな。
天祥で会ったサイクリスト
その彼の自転車。なかなか重装備で重そう。
天祥で会ったサイクリストの自転車

変態でない一般人の自分は天祥で折り返し、河口まで戻ります。
帰りは楽チンですね。
戻る1
深い渓谷がどんどん視野後方へと過ぎていきます。
戻る2
時折道は狭く、重い装備では急に停まれないので危ないのですが、交通量もそれほど無いので
どんどん下っていけます。
帰りは早い

気が付けば太魯閣の見どころはずいぶん後方。
振りかえって
省道9号線に戻り、太魯閣大橋を渡る。鉄道河川橋の向こうはすぐ河立霧渓の河口です。
立霧渓 太魯閣大橋 河口方面
直進すれば正面は清水断崖へと向かうが既に結構疲れていて、今日は太魯閣の景色に十分満足した気分。

清水断崖で聞いた情報では、
・路肩の幅が狭い。
・大型車がすれ違うのにギリギリの所が多いので、路肩寄りで結構走ってくる。
・トンネルも狭くて暗く、カーブもあるので見通しが悪い。
・崖下は断崖絶壁。落ちたら死ぬ!
というとてもリスキーな所。
それでもせめて景色だけでも楽しみたいとバス停を探すが見つからない。
直進すれば清水断崖へ

そうこうしていると鉄道駅の崇徳火車站まで来てしまった。
近くを歩いているカップルにバス停の場所を聞くと、ずいぶん後ろで既に通り過ぎたよう。
まあ戻って探すのも面倒だし、鉄道でパスするかと列車輪行の準備をする。
崇徳站

清水断崖についての観光案内では
『台湾の東側は2000m級の高い山から太平洋に急に沈みこむ断崖が続いています。
蘇花公路は、ザイルで絶壁を下り、発破をしかけてこの断崖の斜面を削って作られました。
花蓮市から約37km、台北方面からは和平トンネルを過ぎたところから21kmにわたって、
いくつもカーブした道路が半分空中につきだしたようになり、90度の切り立った崖と道路下の
絶壁が重なり合っています。そのほとんど全てが片麻岩と大理石でトルコブルーの海に落ち込んでいる
絶壁は地上の高度と同じ深さで海面下からでているといわれています。
中でも台湾八景の一つにあげられている清水断崖は最高地点が海から800mあり、
蘇花公路で最も美しい場所です。 』
とあり800mの断崖山頂から数十mの距離でそのまま深海の海溝まで落ち込む地形らしい。
(数字詳細忘れました。)

鉄道は終始トンネルの中を進む為、清水断崖の景色が見れないので、
せめてものと、Google Mapから拾った写真を幾つか紹介しときます。
清水断崖拾い物1
清水断崖拾い物2
清水断崖拾い物3

次のローカル線が来るのは約1時間後とあって、のんびり輪行準備を勧めます。
ただ改札が開いておらず、聞いてみると直前に開くとのことで、待っていると
あと10分切っても開く気配が無い。自転車を担いで階段登り降りするのも大変な身なので、
辛抱できずに”開けてくれ”と呼びかけると、”あ!”というような感じで改札してくれました。
もしかして忘れていた?
輪行準備完了

ホームに出ると、対向側に通過列車が通る。自強号太魯閣列車らしい。
自強号 太魯閣列車

せっかくパッキングしたのだからと(何が折角だかわからんが、自分に言い訳しながら)、
降りる駅はこの先の大きな街”宣蘭(いーらん)”まで行ってしまうことにした。
その先にある礁溪温泉かどちらにしようか迷ったが、街のほうが面白そう。

宣蘭駅のホーム階段は自転車用の階段レールがありました。
宣蘭駅階段

宜蘭火車站でパッキングをほどき、宿を探すために街をウロウロ。
宜蘭火車站

その1つ可青大飯店で外観を見ながら値踏みしていると、背後からホテルスタッフの人に声掛けられて
捕まってしまった。値段は1300元。
部屋は建屋中央の窓も無く狭いところだったので、ディスカウントを要求したが
土曜日でこれでも安いとかなんとかと押し切られ、他を探しに行くのが面倒だったので、
まあいいかと料金を払う。
可青大飯店

溜まった洗濯物をコインランドリーで洗おうと、洗濯物をサイドバックに詰め込んで歩くが
なかなか見当たらない。
道行くおじさんに”自助洗機”と紙に書いて聞くと、
”ユー ワント ワッシャ ザ クロース?”と通じたよう。教えてもらった場所に行くと、
普通のクリーニング店でコインランドリーでは無さそう。
真面目そうな店の主人と目が合ったので、今日中もしくは明日朝早朝までに出来るか聞いてみると、
”ノーアイロン トゥデイ8”と20時に取りに来いとのこと。
袋に入った衣料を見ながらざっと見積もった料金は400元(1600円)。
普段クリーニングもコインランドリーも使わないので、高いかどうか分からなかったですが、
お願いすることにしてサイドバックごと渡した。

すると少し歩いた先にコインランドリーを発見。
探すのを止めた時、見つかるのは良くある話で・・・。
値段を確認すると、洗濯機の大きさに併せて60~120元。
乾燥機は30分60元。とたぶん半額程度。
無駄な洗濯待ち時間を節約したと思えば結果的に良かったのかも。

街の中心は昔は丸い城郭の名残だったであろう、600m程の丸い環状道路が通っており、
その南側に統治時代の旧日本家屋が建っている。
1つは宜蘭文学館として、
宜蘭文学館
もう1つは宜蘭設治紀念館として公開されている。
有料だったので外から見るだけでしたが。
宜蘭設治紀念館

宜蘭の夜市は東門夜市としてホテルに程近い陸橋高架下で店が連なっている。
ここで牡蠣入りお好み焼きや火鍋、ドーナッツなど食べながらウロウロして楽しむ。
宜蘭東門夜市

近くにGiantの看板があったので入ってみると、冷やかしである旨を伝えてあるが、
世間話を色々と話しかけてくれる。
台湾と日本の価格差を知りたく、自分の買ったホイールや欲しいホイールなど比べてみると
だいたい75%程度の値段であった。台湾製のフレームはもっと安いとのこと。
シマノなどの日本製もたぶん中国やインドネシアで作っているので台湾のほうがまだ安いらしい。
少し前の円高時だったら旅行代くらいは出たんじゃないかとさえ考えてしまった。

今日もビールをコンビニで買って店を出ると、クリーニング店を教えてくれたおじさんが偶然
店前のテラスでコーヒーを飲んでいて目が合った。分かったか?みたいなことを聞いてきたので、
これから取りに行くと返事して礼を言って別れた。

部屋飲みしながら、台湾ライドの最終日、台北までのルートをどうしようかと
地図見て考えながら、今日も終了です。

本日の走行距離82km。
  1. 2015/04/04(土) 11:18:34|
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3月13日 台東~花蓮 7日目

徐さん宅に泊めてもらった翌朝は天気は上々。
花蓮周辺まで北上すると微妙だが、概ね雨の心配は無さそう。

7時過ぎに身支度を終えて1Fに降りると、既に徐さんは起きていた。
今日は天気が持ちそうなので海岸公路のほうで行く旨を伝え、何度もお礼を言って出発した。
徐さんは玄関まで見送ってくれていて、互いに手を振りながら別れた。

台東~花蓮間は出発前から地形図を見てて最も興味を持った面白そうなコースだ。
台湾遠征でメインイベントになる走行コースのような気がしていた。

台東~花蓮のルートは2通りあり、
台東~花蓮間の海岸に並行して150kmに渡って延びる海岸山脈の東側を走る花東海岸公路の海側ルートか?
海岸山脈と3000m級の山々を抱く台湾の背骨、中央山脈との間に挟まれた平原を走る
花東縱谷(かとうじゅうこく)公路の山側ルートか?
はたまた海岸山脈を唯一横断している渓谷”秀姑巒渓(しゅうこらん-けい)”を通って、途中から両公路をハシゴするか?

徐さんに前夜相談したら、海側ルートはあちこち道草を食わなさ過ぎなければ問題無いだろうと。
ただしきりに山側ルートも勧めており、筆談で”花海”と説明してくれて、先月撮ったという花畑のスマホ写真を
色々と見せてくれた。
この時は地名なのか景勝地名なのか良く分からず伝わりきれてなかったのだが、後で調べると
花東花海季(The East Coast Feastival of Flower Blossoms)とあり、
縱谷各地でフラワーフェスティバルが開催されていて、(祭りの期間は旧正月あたりで終了しているものの)
花の見頃は続いている模様。

Wikiでも”花東縦谷”は
『ユーラシアプレートとフィリピンプレートの境界』
『台湾でも有数の景勝地である。台九線や北廻線、台東線が貫く158km区間は、まさに緑の回廊である。
両端に聳える山脈と流水が織り成す天然の美と、人の丹念な営みによって作り出された果樹園、茶畑、
水田、檳榔の並木が絶えず視界に飛び込み、人々を飽きさせることがない。
特に菜の花の開花時の美しさは、人々を驚嘆せずにはおかない。』とある。
メッチャ迷うとこですね。

天気が悪かったら鉄道が通る花東縱谷公路にするつもりであったが、雨が降らないのであれば海岸線を
走ったほうが気持ちよさそう。なかなか150kmにも渡って海岸線をひた走る機会もありませんし。

また海側ルートに比べ、平野とはいえ山側ルートは弱冠登り下りが続くので、現実的には海岸線を走るのが
楽そうってのが一番の決め手ですかね。
台東-花蓮地図

徐さんと別れてから、台東市街を抜けて海岸寄りの道を適当に走る。
まだ街は交通量も少な目で人の往来もひっそりしている。
台東街中ひっそりと

台東の街を外れ、卑南渓に架かる橋を渡ると、正面に海岸山脈が見えてきた。
コースを山側に替えるのなら今しか無いが、青空が広がっていて気分は海側に決めていた。
台東街外れ

卑南渓の橋の上からは河口が見渡せ、朝日が綺麗だ。
川の中を見ると妙な土盛りの区画がなされているので、何かの養殖跡か栽培跡だろうか?よく分からなかった。
卑南渓河口

海沿いの道は真っ直ぐに伸びて交通量が少な目。
椰子の木が生い茂って海岸が見えない状況が続く。
海沿い道へ

突然視界が開けた正面に海岸線と山脈がドーンと広がり、気分は嫌が上にも盛り上がる。
国道11号線選択
山に近づくほど気分が急く。
まだ先が長いのは分かっているが信号も無いので猛スピードで走り続ける。
流石に山脈が始める麓に着く頃には息が上がって休憩が必要でしたが。
海沿い道

落ち着いてチンタラ走り出すと、しばらくしてバスが目に入った。
標識のバス路線図を見ると旧台東駅から花蓮火車駅までの間、バス停が延々と延びる。
その数何と168箇所。未だここまでバス停35箇所分しか来ていない。
バス路線

道路沿いには椰子の木が連なり南国ムード。
まるでハワイでも走っているよう。
行ったことないけど。なんとなくイメージで。
椰子の木

東河の手前で金樽遊憩區という展望台があり、トイレ休憩を兼ねて寄ってみる。
すると東屋の角でゴソゴソと動く影。1匹の台湾猿。群れからボスに追い出された雄でしょうかね。
成功で休憩
躊躇に写真を撮ろうとしていると日本猿だと警戒し大概逃げていくのだけど、この猿はしきりに威嚇しながら
じりじり寄ってくる。
怖わ!と自分のほうがいそいそと逃げ出します。
それでも安心した猿を振り向きざまに1枚!
台湾猿

Google Mapで低尺度地図ながら”東河包子”という店名が表示されていて、有名店か?と
店前を通ったので寄ってみる。
未だ早いのか他に客がおららず。店に入ると肉饅など数種類のメニューが壁に貼ってある。
肉饅って中国語でなんていうんだっけ?って”ロー・・・、ロー・・・”って口ごもっていると
お店の主人が”にくまん?”って日本語で返って来た。
驚いて”イエース!1ピースプリーズ!”って何故かカタカナ英語で返す。
東河包子

店の外でゴロゴロ肉餡が入った肉まんを頬張って食べていると、先ほどのご主人が”これも持って行け!”と
ありがたくも小ぶりの饅頭が幾つか入ったビニール袋を渡してくれた。
嬉しいな~。
おまけ

右手太平洋側に省道11号線の海岸公路を走っていると、弓形に沿った海岸線が遠くまで見渡せる。
その先の岬を回ると、再び弓形の長~い海岸線が再び現れるというのの繰り返しが何度も続く。
海岸線1

それでも山々が連なる景色と、ターコイズブルーはじめ色々な彩りの碧色に変化する
海を見ていると飽きることは無い。
海岸線2

成功の街を越えた岬の1つに、三仙台という島とそれを結ぶ橋が見渡せる景勝地があったので、
省道を逸れて寄ってみる。この辺りは奇岩も多く存在し駐車場には多くの人が立ち寄っていた。
流石に橋を渡っている余裕は無いので、景色を見渡しただけで後にする。
三仙台跨海步橋

省道に復帰して直ぐに石雨傘風景區という場所に出くわす。
岩が海に飛び出すように連なっている。ここも少し歩く遊歩道があったが、スルーして先を急ぐ。
石雨傘風景區

更に北上ししばらく走ると八仙洞遺址という景勝地が。このへんは奇岩、名勝地だらけだな。
ここは道路沿いにすぐのようなので、休憩がてら立ち寄ってみる。
道路沿いには土産屋や食堂が連なっているが、平日とあって人は少数まばらな状態。
八仙洞遺址遠景

幾つかの岩の切れ目に祠が祀ってあり、中でも最大なのがこちら。
日本にも似たようなところがあったような気がしますが、全く思い出せません。
八仙洞

八仙洞のほんのすぐ先には北回帰線の案内標識。
道路沿いには幾台もの大型バスが停車しており、人がいっぱい道路を歩いている。
北回帰線案内

ところが肝心の静浦北回帰線の記念碑の周辺は工事中で入れず。
高い塀が周囲を囲っているので、中の様子が良くわかりません。
北回帰線は工事中

それでも手を伸ばしてカメラを塀の隙間から中に入れて撮影。
近くに寄れないのが残念ですが、工事中ならしかたがない。

夏至の日にはこの真上を太陽が通るんですよね。
台湾には島東側の嘉儀県(最近の映画”嘉農”の舞台)にも北回帰線碑があるんですが、
内陸寄りなのでそっちには立ち寄れませんでした。
日本にも北回帰線が通っているんですが海の上で陸地は無いようです。
北回帰線

海岸線を走っていると、田植え間もない緑色の田んぼとその先にある
碧い海、青い空という構図が妙に気に入ってしまった。
景色が綺麗だな~と思って何枚も写真を撮っていました。
田んぼと太平洋1
田んぼと太平洋2
田んぼと太平洋3
田んぼと太平洋4
田んぼと太平洋と案山子

台湾を走っていると、こんな看板が時折目につく。
バイシクルステーションが公共の施設の一部に併設されている。
サイクルステーション案内

ポンプやリペアキット、工具が揃い、給水サービスまでしてくれるそう。
多くは警察署にあるようだが、日本でいう海上保安庁に相当するコースタルガードにも見かけた。
残念ながらというか幸いなことにというか、お世話になる必要が生じなかったが、
警察となると冷やかしでは入りにくいし気が引ける。
それでも台湾全土を上げて公共施設で自転車乗りをサポートしてくれるって、ちょっと他では無いのではないか。
まさに自転車天国。
サイクルステーション

その警察署の前にはこんな看板も。
次のサイクルステーションのある警察や、コンビニ(便利店)、ビジターセンター(遊客服務中心)までの距離が記してある。
サイクルステーション1

看板の反対側には町までの距離を教えてくれる。
サイクルステーション2

ホント山に近く
山が近い
海も綺麗。
海岸線

河口の街まで来た。
ここから渓谷沿いに川をさかのぼって花東縱谷公路に渡っても良いのだが、
なんとなく海を離れるのが惜しいような気がしたので、このまま海岸公路を北上することにした。
港口

ここからは多少山道も増えてきたが、基本海岸を走り続ける。
山道

この先で唯一海岸を離れる山越えがあり、景色の先に北加路蘭山が見えてきた。
この山の左手にある峠道を越えて再び海岸線に出るルート。
芭崎 北加路蘭山

この日唯一といっても良い山道をえちらこっちら重い自転車を漕ぐ。
(ここで犬に執拗に追いかけられました。)
山道 犬に追いかけられる

登った先にあるのが芭崎瞭望台。でもまだまだ登りは続くのでした。
芭崎瞭望台

トンネルを越して待望の下り。
すぐに深~い谷に架かる橋を渡る。
谷

山の向こう側には海が見え、再び海岸へと下る。
気が付けば天気もどんより曇り気味で、雨が心配になってくる。
海

再び海岸線に戻れば、先のほうに海岸山脈の終りらしきと花蓮の街並みが見えてくる。
このあたまで来ると、ホテルやおしゃれな民宿などの宿泊施設とか、
(閑散とした)遊園地、商店などが増えてきて街に近づいたと実感。
そろそろ今日の走行は終りな気配です。
再び海岸線

山を回り込んで、山脈の反対側を流れて来た花蓮渓に架かる花蓮大橋を渡ると、もう市街地が始まる。
花蓮大橋を渡ると市内
市街地が始まる前に花蓮渓の河口に沿ってサイクリングロードが延びていたので、そちらを通ることにした。
河口のサイクリングロード1

河口への道に沿ってジョギングや犬の散歩する人が往来する。
河口のサイクリングロード2

河口から弓形の海岸線に沿って自転車道は街の中心まで伸びる。
サイクリングロードは海岸線へ

少々サイクリングロードを行き過ぎた感じで、花蓮市の北東側の殺風景な官公庁街やらビル街から、
市南西側にある繁華街へと戻る。
地球の歩き方や環島ガイドマップにある宿一覧を見て今日に宿候補を探す。

そこそこの値段と繁華街に近い立地、日本人オーナーという記事に興味を持っったので、
馨憶精緻民宿(しんいせいちみんしゅく)”という宿に飛び込み空きがあるか聞いてみる。
すると奥から日本人オーナーらしき方(片桐さん)が出てきて、”金曜日なので1300元(5200円)だけど良いか?”と。
当然文句は無いのでチェックインすると、ロビーで地域の手作り地図と、そこに記した主な食事処、コインランドリー
両替できる宝石屋、朝食店などを丁寧に説明してくれた。

サイクルジャージ姿に、明日のコースは?と聞かれて、太魯閣渓谷見てから北上を続ける旨を伝えると、
そちらについても丁寧に説明してくれた。そして難所の”清水断崖”についても、

突然”石田ゆうすけって人知っているか?”って。

全ての文庫本読んでいること、瀬戸市で行われた講演会にも行ったことを伝えると、
嬉しそうに
台湾自転車気儘旅
この本を持ってきて、さりげなく自分が載っているページを紹介しつつ、
『清水断崖の走り方』というページを開け、
”一応読んで参考にすると良い”と本を貸してくれた。
この辺の丁寧さが日本人だな~と思わせる。

受付をしてくれた女性は片桐さんが結婚した現地台湾人の郭さん。
日本語上手なので日本人と思った。

そういえばこの本は未だ文庫本が出ていないので、書店で目にした時は高いなっと思って
買わなかったのを思い出した。
この本を事前に読んでいたらもう台湾旅行が少し楽しめたかな?とは思ったが、
ここに出てくるお店、場所をトレースする旅になるような気がしたので知らないほうが良かったかも、
また余計な知識が無い方が新鮮な驚きが得られたのだと、ポジティブに考えることにした。

通された部屋はこんな感じ。文句があるはずはありません。
馨憶精緻民宿 部屋
ただ台湾中で概ねどこでも見られる水回り。シャワーに温水はデフォで問題無いのだが
湯船が無いところが多い。シャワーとトイレ便座を仕切るカーテンも無いので、大概が
便座がビチャビチャになってしまうのが困る。(慣れていれば濡らさず問題無くいのかもしれないが)
床面も濡れるので靴履く必要あるが、サイクリングシューズは滑るんだよね。
(ここではサンダル用意してありました。念のため。)
馨憶精緻民宿 シャワー

宿でしばらく落ち着いたら、腹が減ってきた。早速紹介のあったワンタン麺の有名店らしい液香扁食店に行く。
液香扁食店
ワンタン麺65元(260円)。紙製お椀にワンタン麺。
正面に座ったOL風のお姉さんが手慣れた手つきで、テーブルにある酢や豆板醤、醤油をお碗に入れて
ワンタンを付けて食べていたので、それを真似して食べてみた。
スープはあっさり風味でそれだけでも美味しいが、酢醤油タレも試してみると変化があって楽しい。
ワンタン麺
中正路、中華路、中山路に囲われた三角形が一番の繁華街と片桐さんに教えてもらった。
その区画を道隔てた反対側に、花蓮文化創意產業園區という
レストランやcafe、ギャラリーなどが連なった倉庫風の文化施設があり、良い雰囲気。
ブラブラ散歩して周るには面白い。
花蓮文化創意産業園区
旧鉄道敷道跡の中正路は歩行者専用道路となって、屋台も出ている。
花蓮は2km程離れた自強路に自強夜市があるようだが、少々歩いて行くには遠い。
また海岸沿いにも観光夜市があるが、場所を移動してからはゲームの店ばかりになって面白くないらしい。
少ないながら、ここの屋台で買い食いしながらまたブラブラと。
鉄道道 中正路551

公正路にある(有名らしい)公正包子店はシャッターが閉められていたので、その店横の包子店に入る。

一定売上額を計上する商店は指定の”収銀機統一發票”という細長いレシートを客に渡さなければならないが、
その違反があったとかで公正包子店が摘発され、数日前から臨時休業となっているとの片桐さん情報。
子弟関係で同じ金額、同じ味だからとの勧めもあったので、隣のお店の小龍包を食べに来ました。
公正包子店(Google Map)
(写真はGoogle Mapの公正包子店の物から引用。だいたい同じような感じです。)

店頭で3~4人が手際よくどんどん作って蒸し上げているのを見ながら、指さして”小龍包”と8個注文する。
1個5元(20円)と安い。
いわゆる鼎泰豐(ディンタイフォン)のような薄皮、肉汁たっぷりというタイプとは全く別物ですが、これはこれで
ふかふか熱々肉まん生地に肉汁が浸みた1口(2~3口か?)サイズ肉まんで、
大蒜も入ったピリ辛酢醤油に付けて食べるのも新鮮で美味しかった。
公正包子(の隣)の小龍包

コンビニでビールを買い込み馨憶精緻民宿に帰ると、片桐さんが奥さんと軒先のテーブルでビールを飲んでいた。
大きすぎず自然が近いくて豊かな花蓮の街。
こんな生活もいいなぁと思いながら、部屋に戻ってビールを飲んだら直ぐに寝てしまったのでした。

本日の走行距離:189km


  1. 2015/03/31(火) 14:38:00|
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3月12日 墾丁~台東(ホームステイ編) 6日目

台東火車站で降りるはずが、1つ手前の駅、康楽火車站でお婆ちゃんと一緒に下車。
お婆ちゃんは手慣れた感じでプラットフォームからひょいと線路に降りるが、重い自転車を持つ自分は
危険そうなので陸橋を渡って改札へ。

駅前には特に商店や町も見あたらず、片田舎の辺鄙な場所だ。
自転車を組み立て終わると、お婆ちゃんはスクーターを取りに行きがてら、用事を済ますために
一度自宅へ行くので、すぐそこに博物館があるからそこで時間潰してきては?との提案。

周囲が畑ばかりの辺鄙な場所にある駅の真ん前には博物館への案内看板だけが目立って立っている。
国立台湾史前文化博物館

それでも心配なのか、博物館までついてきてくれた後で一旦分かれ、
その時に簡単な自己紹介と連絡先の交換をする。

お婆ちゃんは”徐” (シュー)さんといい、現在は高雄に住んでいるが、台東にも2つの家があり
掃除など雑務のために時々やってきてきているらしい。
そのタイミングで偶然出会うことができました。
(ちなみに同じ台湾人のビビアン・スーも姓は”徐”なので、釣りバカ日誌風?にスーさんでもいいのかも。)

中国語の説明が読めないので恐らく直ぐに見終わるだろうと予想して、
1時間後にまた博物館のロビーで落ち合うことになった。
徐さん

国立台湾史前文化博物館について興味ある方はリンクを参考下さい。
【台湾自然史】・【台湾先史時代史】・【台湾オーストロネシア語族】という3つのテーマで
台湾有史前の自然や地質形成、文化が紹介されています。

ずいんぶん立派な建屋もさることながら、庭園も広くて立派。
周囲の景色と合わせて静寂な中、落ち着きます。
庭園には彫刻やら台湾に自生する樹木などもさりげなく展示してあります。
博物館外観
博物館から見る山の景色。
博物館の庭園

入口には展示物されている案内は発掘された土器、装飾品の写真。現物は国宝扱いらしい。
博物館

博物館内は写真を撮ってはいけない雰囲気だったのでありませんが、
当初の予想に反して意外に見学する時間が掛かり、1時間じゃ全然足りない感じ。
学芸員さんが2~3時間と言っていたのに納得。
それでも飛ばし飛ばしの駆け足で回って、約束どおり1時間後にロビーで落ち合うことができた。

徐さんのスクーターを追走しながら、台東の街を目指すが、平地で追いついていたのに安心してか、
その速度でグイグイ進む。
こちらが登り坂で失速しても気が付かずに行ってしまうので、ついて行くのに必死でした。
頼むからバックミラーを見て!と思いながら上り坂を登りきると、
一転して下り坂に入り、綺麗な並木道が見事。
(後で判ったことだが、この並木道を見せたくて遠回りしたようだ。)
ようやく写真撮る余裕ができました。
徐さんを追走

途中、観光ポイントの公園があるそうなので、そちらにも寄ってくれるそうだ。
案内されて行った先は、台東駅すぐ裏にある”卑南文化公園”。
大きな公園の中には立派な榕樹(看板には正榕とある)。
正榕の木
他にも台湾民族風の建物が展示されていたり、
民族風の家

その奥には卑南遺跡の発掘現場が保存されていました。
先ほどの博物館はこの卑南遺跡発掘により、有史前の先住民文化を後世に残すために造られたそうです。
卑南遺跡

公園を後にして、再び徐さんについて台東の街へ進む。
現在の台東駅より南東にある旧台東駅周辺がダウンタウンとして今も街の中心となっているそうで、徐さん別宅もそちらにあるようです。

台東の新駅から旧駅までは廃線となった線路に沿って遊歩道、兼サイクリングロードとなっていて、
その起点で徐さんから提案が。
”次の信号のある交差点まで競争しよう。そっちはサイクリングロード、バイクは一般道で”って。
なかなか楽しませてくれますね。
犬の散歩で歩いている人や、ジョギングしている人なども多く、狭い道であまり本気で走れませんが、
一般道で途中信号もあるだろうバイクに何とか勝ちました。

その交差点の近くの路地に入っていくと、別宅に到着です。
まだ真新しいお宅のようで、google mapで位置保存したらストリートビューでは空き地でした。
何でも少し前に亡くなった徐さんのお母さんが残してもらった土地や資産で最近建てられたそうで、
徐さんの友人と部屋をシェアしながら使っているようです。
徐さん宅に到着

通された部屋はすごく綺麗。
使用するのがもう申し訳なさと感謝の気持ちで一杯です。
お部屋1
お部屋2

台東も街中までは先ほどの廃線跡遊歩道が延びているので、食事と観光を兼ねて歩いて行きます。
遠いから自転車で行きなさいという勧めでしたが、今日は運動不足気味だし散歩ぐらいが丁度良い感じ。
夕方の散歩道はなななか良い雰囲気です。
鉄道跡の散歩道

旧駅手前にあった”鉄道焼き”を売りにしている居酒屋で腹ごしらえし、夜市がある通りまで更に歩く。
鉄道屋

夜市は繁華街の中に突然現れ、様々な食べ物などが売られている、台湾お馴染みの風景。
どこ行ってもあり、お祭り気分を味わえます。
夜市

中には我々初心者にはなかなか手を出し辛い食品もありますが。
夜市

今の時期が旬らしい、この地方が名産の果物”釈迦頭”。
今回食すことができませんでしたが、どんな味なんでしょうかね。
釈迦頭

夜市を一通り見た後は、旧台東駅に行ってみる。
ここでも出店がでていたが、人出は少な目。ひっそりとやってます。
旧台東駅1

駅舎跡の中はライトアップされてなかなか綺麗。
人がいないぶん、静かで落ち着いた雰囲気です。
旧台東駅2

往路と違う道でプラプラ帰宅した後、部屋でのんびりしているとノックの音。
ちょっと下まで来ないか?と。

丁度家をシェアしている同居者家族が帰宅されたようで、簡単な挨拶と自己紹介をする。
徐さんとご家族(娘さんかお孫さん?良く聞き取れなかったので、最後まで関係不明でした)を交え、
色々とお喋りしが始まる。

話題は仕事や家族、住んでいる所、今回の旅行の話など雑多な事を紹介。
娘さん?は中学校の英語の先生だそうで英語を上達させるには如何したらいいか?って聞かれ、
そんなのこっちが聞きたいわ!って内心思ってました。
最後には日本の芸能人の話題まで。ジャニーズメンバーの名前日本語読みをレクチャーしたり
日台の国際交流が夜遅くまで行われました。
日台交流

本日の走行距離:10km。
  1. 2015/03/28(土) 23:09:26|
  2. ロードバイク(海外編)
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3月12日 墾丁~台東(輪行編) 6日目

3/12の台東までの移動日は写真が多くなってしまったので、【輪行編】と【ホームステイ編】に分けます。
先ずは【輪行編】

墾丁で連泊した翌日はとりあえず台東へ向かう予定をしているが、
天気予報を見るとやっぱり雨模様。
曇りのち雨なのか時々雨なのか分からないが、あまり良くはなさそう。

ならば一旦台東まで輪行で行ってみて、現地で天気見ながら、明日以降の東海岸走を
どうするか決めるとしよう。天候によっては自転車旅行を打ち切って香港移動だ。

2日間お世話になった旅行の従業員のお姉さんに別れを告げる。
今日もBOSSは未だ寝ているのだろうか?
旅社ロビー

墾丁のバス停では、タクシー運転手が数人たむろしていて、
昨日ミニバスを勧めたオッチャンも一緒だ。
台東までミニバスで幾ら?と念のため確認すると、自転車を見比べ”ふーむ”という感じで
料金を考えている。 おいおい!600元じゃないのか!
帰ってきた返事が”4000元!(16000円)”と言ってくる。
”昨日は600元と言ったでしょ?じゃバスで行くわ!”
って言うと微妙な笑顔で誤魔化していた。
やっぱ600元は流石に安すぎる。値段交渉してこないところから、そんな的外れな金額じゃ無いようだ。
一応ガソリンスタンドの値段位は確認してあるし、(レギュラーで100円強)、人件費多少安いっていってもね。
因みにスタンドの価格はこんな感じ。
ガソリンスタンド
ただ後で昨日のやりとりを思い出してみると、○寮という単語が筆談で出てきていたので、
台東側の地名かな?と解釈していたが、高雄までの途中にある枋寮火車站(恐らくExpressが停まる大きめの駅)
までタクシーで行って、列車に繋ぐルートを進めていたのかな?と推察する。
中国語が分からないので勝手に早合点した気がして、運転手に悪いことしたかもと反省する。

墾丁のバス停留所で輪行バックを取り出して、衆人監視の中でパッキングを始める。
パッキング完了しすぐに大型のバスが到着。
バス停が完全に止まる前の10m以上向こうから、客室下のカーゴスペースの2つの扉が自動で豪快に空き始める。
トランクとかが既に幾つか積んであるが落ちたりしないんだろうか?

慌てて自分で重たい自転車を力ずくで積み込み、運転手に
”枋山?”と書いた紙を見せながら”ふぉんしゃん?”と聞くと、
頷きながら早く乗れの合図。 ”○×元”と料金を教えてくれた。
お金を出そうとすると500元紙幣(2000円)しか細かいのが無く、釣銭が無いらしい。
運転手からは恒春のバス営業所でチケットを買え!との返事で無賃乗車のまま恒春まで行った。

恒春のバス停には小さなバスターミナルになっていて、客数人が乗ったバスが待っていて、
どの程度停車時間があるか分からないので、急いで営業窓口に走る。
枋山火車站の地図を指さしながら、
”あい わんと ごー でぃす とれいんすてーしょん。”
”あい わんと ばい とぅー いっつ にあ ばすすとっぷ ちけっと”
”わん ぱーそん あんど わん ばいしくる”
な感じで受付のお姉さんにチケットを求めると、
バスを次に来るNo.9188便に変えろって。え?このバス停まらないの?

チケットを買ったあと、お姉さんは運転手に説明し、一緒にカーゴスペースから
自転車を降ろしてくれた。

10分程して9188便のバスに乗り換えて、最寄りの枋山火車站(の近くのバス停)を目指す。
バスチケットは人が101元(400円)と自転車が半額の50元(200円)。
バス切符

バス車内では停留所のについて録音音声で知らせるが、なにぶん地名や中国読みが全く分からない。
バス停の標識を見てから判断していたら遅すぎるので、スマホのMapと現在位置を常に見比べ、
枋山火車站(鉄道駅)に近づく頃の案内が出た時点で、Stopボタンを押し、降車を知らせる。

降りて見るとバス停名は”枋山”。無事狙いの所で降りられました。
乗り越すと追加料金の支払いが発生したりして、めんどくさいことになるし。
バス停近くには特に何もありませんね。
バス停

降ろした自転車はこんな感じ。サイドバックごと輪行バックを被せたので、
全然ホイールが収まっていませんが、何にも言われませんでした。
再度自転車組み立てて、最寄りの枋山火車站を目指す。
輪行バック1

あの山の中腹に鉄道が通っているのが見えるので、地図と見比べながら
そちら方面へと走り出す。
枋山火車站遠景
曲がり角らしき三叉路があったので、迷っていると後ろから来たトラックが追い抜き時に
あちら!と指をさしながら無言で教えてくれた。
このへんなら駅向かう人しかいないんだろうな。
枋山火車站への登り
周囲には商店どころか、民家もまばら。名前もわからないような何かの果樹園がひろがる。
果実栽培?
中腹まで登った袋小路に枋山火車站があった。
駅はシャッターが閉まっていて誰もいない。
枋山火車站
廃駅か?と思わせるが、窓には時刻表が貼ってあり、1日上下各2本だけ停車するようだ。
丁度1時間後にやってくる模様だが、もう少し先の枋寮火車站は15km程先。
恐らく同じ列車に乗ることになるんだろう。
迷っていると通り雨がパラパラと降ってきたので、ここで乗車することにした。
時刻表

ホントに停まるのか不安に思いながら、無人のプラットフォームで輪行袋にセットしながら1時間待つ。
時折近くを農作業中のバイクが通るが、ほとんど人の気配はせず鳥の鳴き声しか聞こえない。
プラットフォーム

1本通過電車が通ったあとで、定刻とおりにLocal列車がやってきました。
先頭の機関車に青い車体の客車が3両牽引。
Local列車

意外に停車位置が前の方だったので、自転車を持って慌てて走り
最後尾客車後方の狭い手動扉を開けようとしたら、
真ん中の客車の扉から車掌さんがこっち来い!の合図があったので、2両目まで走る。
この車両は扉が広く空圧で自動開閉するタイプ。
さっそく乗り込み、車掌さん意外はだれもいないので、適当なシートに自転車を立て掛ける。
車掌さんから90元(360円)で切符を買うが、自転車持ち込み料金は不要らしい。
乗りこんだ客車は何とも年代物の旧型の車両ですが、シートは破れたところも無くてゴミも無く清潔。
”すげー”っと感心しながらあちこち見てまわります。
列車内

ところで今度の自転車パッキングは、輪行袋の上からサイドバックを引っかけたので、
きちんとホイールが収まり見た目は悪く無い。
ところが車掌さんは、本当はサドルも中に入れるのが規則だと教えてもらったが、
”まあいいけど!”って感じで見逃してくれたようだ。
輪行状態

この車掌さんはとっても親切で、紙コップ入れた緑茶を振舞ってくれた。
ありがたく飲み干すと、おかわりのお茶を何度か追加してくれるほど。
面白いのは急須替わりの紙コップにティーバックが何個も入っていて、お湯を注いだ後で
紙コップのふちを潰して押さえ、急須のようにお茶を注いでくれたやり方。
手慣れた感じで、昔からこんな感じできっと何年も仕事中にお茶を入れて飲んでいるんだろう。
親切な車掌さん

トンネルに入ると真っ暗。
こんなもんかと思っていると、車掌さんが懐中電灯を取り出して車両の前方へ。
トンネルは真っ暗

ゴソゴソと配電盤を開けてブレーカーを入れるとと電灯がともるが、全車両点灯していないので、
前後の車両でもまたゴソゴソ。無事灯がともりました。
なかなか味がありますね。
電灯ともる

列車は各駅停車のLocal線で、線路は単線。
追い越しや対向の通過列車をやり過ごすので停車時間がどこも長いんです。
台東へは急ぐ必要も無いので、のんびり写真でも撮りながら時間を潰します。
駅での外観

車体番号などの表示はあるが、製造場所や年度が分かるものが見つからず。
先の別のHPリンクでは1970年代頃の製造で、前後1両目と3両目客車は日本製。
自分が乗り込んだ2両目はインド製らしい。
写真は日本製の車両の物
車体番号

先頭の機関車はアメリカ製のディーゼル車。
先頭牽引車

対向の列車がとっても立派に見えます。
自強号という名称らしい。
乗客もいっぱいなので、こんな列車に乗るのは各駅停車の地元住民か乗り鉄くらいか?って思ってました。
でも1日上下4本じゃ利便性に疑問ですが。現にこちらの乗客は10人もおらず数えるほど。

停車待ちの駅で車掌さんが暇そうに乗客と話していたら、こちらにむかって”日本人”って自分を紹介する。
その乗客のすぐ後ろにいた青年も実は日本人だって!。
話してみると、高雄からこの列車に乗るために今日は台東を往復するらしい。
この列車は以前は1日3往復していたらしいが、今は1往復しか使われていないようで、
次回もし来られる時にはたぶん廃車になっているんじゃないか?ってことで
台湾までわざわざ乗りたいと思って来たらしい。
鉄っちゃん恐るべし!
列車すれ違い

そんな年代物で貴重な列車ならと、折角なのであちこち写真を撮る。
最後尾連結部分は解放状態。
車両最後尾
夜や早朝時は女性専用車両になるらしい。
案内掲示

日本製の車両も見た目は違いがよく分かりません。
トイレも設置されてました。人がいなさすぎて最近使われた形跡も無く綺麗なもん。
車内
天井には旧式の扇風機。この日は稼働させていませんでしたが、本当に動くのか?
扇風機

山を抜けると列車は太平洋に沿って沿岸を走る。
太平洋の車窓

途中であるお婆ちゃんが乗り込んできて挨拶する。
こちらが日本人とわかると驚いてましたが、車掌さんと何やらしばらく世間話をしている。
するとこちらに向かって、
”台東に行くのか?台東に家が2件あるのでそこにでも泊まったらどうだ?”と。
突然の申し出に驚きながらも、こちらにとっては渡りに船。
喜んでご提案をお受けし、泊まらせてもらうことにした。

お婆ちゃんは台東站の1つ手前の康楽火車站近くに自宅の1軒があるようで、
そこにスクーターが置いてあるから、康楽駅で降りなさいとのこと。
車掌さんにお茶のお礼を言ってから、お婆ちゃんと一緒に列車を降りた。
徐さん後ろ姿
【ホームステイ編に続く】
  1. 2015/03/28(土) 22:24:51|
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3月11日 墾丁延泊 5日目

台湾最南端に到着した翌日、朝TVで天気予報を見ていると台湾中が雨予報。
唯一この墾丁のある屏東県周辺のみが曇となっている。
台北の朝の大雨の様子がニュースで流れていました。

新聞でも『強烈冷気圑續發威』、『大雨特報』、『台南以北有陸上強風特報』
などの文字が躍ってます。
(新聞では高雄や台南も大丈夫そうですね。墾丁は雨予報だし、TVとは若干食い違いも。)
新聞天気予報


本来ならこのまま省道26号で屏東半島から太平洋側に回り込んで、
台東まで行く予定でしだが、雨が降ると分かっていて移動する気になりません。

この後も島の東側は金曜あたりまで愚図ついた空模様が続く予報。
雨の中を走るのは嫌だな~とウダウダする。
いっそのこと台湾高鐵で台北までさっさと戻り、自転車をホテルに預けて
香港、マカオ辺りに移動しようか?などと考え始めていた。

チェックアウトが12時なので、とりあえずしばらくこの辺りでのんびりすることにし、
朝食を兼ねて朝の海岸線を散歩することにした。
長い砂浜は平日の朝とあって人が少ない。
なかなかリゾートっぽくて改めて”休暇~という気分”が盛り上がる。
砂浜

天気はすっきりしないが、崩れる感じはしないので、もう1日滞在することにした。
まあ明日のことは明日朝の天気予報を見てから考えよう。
1日だけの”沈没”(パッカー用語で気に入った場所に長期逗留すること)です。

金沙湾度假旅店に戻って延泊が可能か聞いてみる。
今日は別の従業員さんがロビーにいたので空き状況を聞いてみると問題無いとのこと。
清掃した別の部屋に移動するか聞かれたが、面倒なのでこのままでいいと返事した。
清掃も要らないのでディスカウントを要望したら、BOSSに確認するとのこと。
お!麗しのBOSSに会えるか?と思ったら、通常この時間は未だ寝ている頃だそうで、
それでも従業員さんは電話を掛けはじめる。もう9時過ぎなのにBOSS、優雅な生活だな。
あ、いや!寝ているのを起すほど値引き要求する気は無かったのだが。
電話が終わったあとの回答は値引きは無理!って。厳しいな!

となれば部屋でのんびりって思ったら、極至近距離で掘削機がドカドカ、ゴーゴーと騒音が響いて
ゴロゴロ落ち着いて寝させてもらえる状況では無かった。きっと一日中工事するんだろうな?

あきらめて自転車でどこかへ行こうと、昨日通った最寄の街、恒春に向かう。
今日は宿も既に確保し、重い荷物も無いので気分も軽快だ。
とはいえ服装はTシャツにジーンズとあってガツガツはしる感じでもない。
恒春へ戻る

途中ゴーカート場が並ぶ区域が賑やかなので、立ち寄って見物に。
団体さんがレースしている様を見物するが、抜きどころが少ないので、
ドライビングテクニック以前に体重差がモロ影響しますね。スリリングな展開も無く単調だったので先に進む。
ゴーカート場で暇つぶし

恒春は昔城壁に囲われた町だったよう。その名残で大きな門や城壁が残っています。
当時の史跡や天然ガスが地面から出て燃やし続けて消えない炎のある所とか見どころがあるようです。
恒春の史跡

街の入口には思いのほか立派な門が構えています。
南門

街中もこじんまりした感じ。老街と表示された通りをウロウロし、通り沿いのcafeでもしばし休憩。
恒春町並み

街を抜けて更に進むと国立海洋生物博物館に到着。
今日は水族館でゆっくり時間を過ごすことを目的にやってきました。
入場料は400元(1600円)
水族館1

水族館は台湾の海や淡水系、太古の海などテーマごとにゾーンが分かれています。
平日とあって閑散としていますが、のんびり時間を潰すにはもってこいです。
水族館2
チューブ状のトンネルを進むと、難破船が沈んだ水槽の中に色とりどりな魚。
流石に南海だけあってカラフルな魚が多い。
水族館2
クラゲもなかなか綺麗ですね。
水族館2
すぐ南には、昨日遠くの海岸線から海に緩やかに突き出して見えた、小高い丘が目の前に見える。
猫鼻頭の半島
一方北側は厚い雲が迫っている。
きっとあの空の下から向こうは雨が降っているのだろう。
北は雨?

水族館で昼食をとり、3時間ほど見学して帰路につきますが、同じ省道沿いを帰るのはつまらない。
海岸線沿いに猫鼻頭の岬を回り込んで帰ることにした。
DSC08716.jpg

車がほとんど通らない、昼下がりのサイクリングは猛烈に眠気に襲われる。
海岸線といっても防風林で海が良く見えないこともあり単調なコースだった。
DSC08719.jpg

なので時折海が見渡せる場所に来ると、ちょっと嬉しい。
DSC08724.jpg

墾丁に帰って来た際に、バス輪行のことも考えて、バス路線を偵察。
どうも東側を回り込んで台東まで行く路線は無いようで、枋寮、高雄方面に向かう便のみのよう。
停留所で時刻表や路線図を見ていると、タクシーの運ちゃんらしき人が寄ってきて、
何処へ行くんだ?みたいなことを話してきた。
明日自転車持って台東に行くかもしれないと告げると、ミニバス(大型バン)で行けと。
輪行袋に入れずにそのまま積み込むことも出来るとのこと。
値段を聞くと600元(2400円)って、えらい安くないか?もしそれで行けるなら有りかな?と
明日また来る旨を返事して分かれた。

墾丁にはレンタルバイク屋も多い。
こんな可愛らしいバイクはちょっと恥ずかしくて乗れんなって思うが、
そもそも外国人には貸してもらえるんだろうか?
自転車乗りにとってレンタルバイクに乗る機会は無さそうなので確認する機会は残念ながら無かった。
レンタルバイク

ちょっと未だ早いがコンビニでビールを買って、屋上に上がって飲むことにした。
台湾で飲むビールは、ご当地台湾ビールを含めて軽い口当たり。
タイやインドもこんな感じなので、南のほうの好みですかね?
値段も41元(160円)と格安。
屋上でビール

すると旅社のある建屋続きのすぐ隣のビル屋上で、朝の掘削機がまだ工事していた。
すぐ斜め上で工事しとったんかい!五月蝿いわけだ。
工事作業しているすぐ横で飲むのは気が引けたので、見えない建屋の影でコソコソとビールを飲み干した。
隣は工事中。向こうに大突山

その時の景色は旅社の裏手からメインストリート方面の殺風景な眺め。
裏では未だドカドカと騒音が鳴り響いている。
町並みの裏側

表側はビーチサイドの道路一本入った裏側なので、前の建物で海はほとんど見えない。


部屋に戻っても騒音の真っただ中ではあったが、シャワー浴びてベットに横になったら
不思議と直ぐに寝てしまい、夕方まで長めの昼寝となった。
海はビル越し

そういえばスマホの通信異常について。
初日からデータ通信が届かず、役にたたなくなったので、一旦元のSIMに戻したら、
ローミングで問題無く使えた。
このままでは請求料金が怖いので翌日台南でレンタルSIMに戻すと難なく使えたので、
データ限度とかでは無かった模様。
そりゃ10日間の(たぶん)使いたい放題で契約したはずだしね。

その後も気が付けば電波が切れて届いていないことがある。
切れると勝手に復元しないことが多いので、その都度ネットワークを検索し
中華電信のLTE/3Gに繋ぎ直すとたいがい使うことができた。
地図情報やLINE、Netによる情報検索など不便は無かったです。
スマホ再接続

昼寝後、この夜も夜市に繰り出して食事を摂った。
この日は中学校くらいの修学旅行っぽい団体が大勢ぞろぞろと屋台をまわっていた関係で、
大変混雑していた。小さな町なのに何故か何件も軒を連ねていたタイ料理屋があり、そのうちの1軒に入る。
カーオパットとサテ、グリーンカレー、シンハービールという、こんな台湾の田舎町で食べる
タイ料理も格別でした。

旅店に帰ったらBOSSがまだ小さい幼児とロビーで遊んでいた。
ロビー奥側を住居としているようで、自宅全開状態でおもちゃやら三輪車やらがちらばっている。
なかなかアットホームな雰囲気。
親子で手を振ってくれたので、"good night"と手を振り返して挨拶し、
気が付けばそのままニコニコした表情のまま部屋に戻ってました。

この日の走行距離48km。
  1. 2015/03/28(土) 12:51:49|
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3月10日 高雄~墾丁 4日目

昨日は短距離の小休止だったので、体はそれほど疲れていないし、ホテルは広くて清潔だったので快適でした。
おかげで前日寝不足気味だったのが、ぐっすり眠って回復できました。

早朝に目が覚めると路面が濡れているように見える。
夜中に軽く雨でも降ったようだが、既に上がっているっぽい。
天気予報は何とかもつようだが、明日は全国的(全島的?)に雨空になる予報。
先端までは残り120~130km程。天気さえ持てば余裕なのだが。
朝方は雨?
出かける頃には路面は乾いているが、少しひんやりした感じ。
それでも自転車に乗る身にとっては十分薄着で問題無いが、こちらの人は相対的に寒がりですね。
バイク、スクーターに乗っている人はみんな長袖ジャンバーを着込んで厚着の人が多い。

また台湾独特だと思うが、バイク類に乗っている人はウインドブレーカーなど上着を前後ろ逆に着て、走行中
前面の冷えを防ぐようにしている人も多い。分からんでもないが、そんなに冷えるかな?

走り出した頃は交通量もまだ少な目です。
一旦西進してから省道17号線に出て南下しようとするが、西に行き過ぎたので、
適当な道で17号線に平行しながら南に向かう。
街中を南下
何気に目についた自転車屋兼バイク屋の看板。
適当に太った人を相撲取りの恰好させてるだろ!
相撲レスラー
遠くから見渡せるランドマーク”高雄85ビル”。
高雄には適度に高いビルは多いが、超高層ビルらしいのが無いので一際目立ちます。
ランドマーク

更に南下すると住居区域なのかマンションが増え、その先にショッピングモールらしき建物が。
良く見ると阪急系の商業施設。名古屋には全く縁が無い阪急なのでそのままスルー。
そういえば銀行に両替に行かなければと思ったが、未だ開いている時間ではないようだ。

昨夜は宝石店は見つからず、ちょっと高級なホテルに入って聞いてみたが両替はやっていないとのこと。
台湾、案外融通きかず硬いな。今日の宿代もままならない状態なんで。
阪急デパート
台湾の信号はだいたいカウントダウン表示が併設されて、青になるまでの時間が分かります。
交差する横断歩道側でもあと何秒で赤になるよと表示が急かしてます。
信号
高雄市南部は街から一転して、工業地帯ばかり。
行き交う車も大型トラック、トレーラーばかりです。
南部は大型トラックばかり
銀行も補給処も無いなーと考えながら、高雄空港が正面に見える道を走っていると、
すぐ隣にパトカーがすーっと併走し、パワーウインドが下がり始める。
何だ何だと思っていると、助手席側の警官が腕をすっと出して、握り拳に親指立ててエールを送ってくれた。
いわゆる”良い旅を!”、”頑張って!”の合図だが、なかなか粋ですね。
こちらが大き目のサイドバックをつけているので島をまわっているということが
分かってくれてるんですね。

この時に限らず、これまでもこの後も、旅の間中よくこの合図を送ってもらいました。
後ろから追抜き際や対向車線のバイクや車が”グ!”って。
相手に見えているかは定かではありませんが、こちらも”グ!”っと力強く手を前に差し出します。
疲れていても、この瞬間は大概笑顔になっているから不思議なもんですね。

同じような重装備な自転車とすれ違う場合も、”グ!”ってお互いにやってたな。

それが普通のローディ相手だと手を上げるか会釈を交換するかになるから、
日本とあまり変わりません。
頑張って走っているのはお互い様という感じでしょうか?
ちょっと微妙な関係かな?
止まって面と向かって話していると、よく”頑張って!”とか”have a nice trip”とか励ましてくれますが。

高雄の空港横には廃線跡を利用した自転車道が通ってます。
高雄空港脇の廃線自転車道

だんだん広くなってレールが何本も分岐して横に並行してのびてくるようになった。
昔は空港と接続する貨物列車ターミナルだったのだろうか。
サイクリングロードは廃線跡

空港へは軍用機もバリバリ離着陸している様子。他でも轟音響かせて飛んでいる様を良く見かけました。

自転車道は一旦途切れたものの、広大な中国鋼鐡公司の工場を迂回するように
工場脇を通じて東港の街のほうへと通じている。
バイクレーンのほうが走りやすそうだが、のんびり走るにはこっちの方が良い。
しかしでかい工場だな。工場の建屋ナンバーが40を超えた数字が並んでいる。
サイクリングロードは続く

工場を回り込むと”小港林蔭自行車道”が終わるようだ。
自転車道はここまで7.4kmの長さらしい。
小港林陰自行車道

高屏渓の大きな川を渡ろうとすると、こんな標識が。案内にしたがって堤防へと登る道から逸れて迂回してみる。
自行車案内看板
堤防を緩い勾配で斜めに登るように坂がつくられていました。
残念ながら最後はしっかり階段を登らされましたが。
堤防へのアプローチ道路
このへんでは更に道がひろがり、バイクレーンの横に更に自転車専用レーンまでも現れる。
非常に走りやすい。
広い自転車バイクレーン

東港を抜けるバイパス道をとおり、林邊まできたところで、ピーポー君のようなマスコットが飾ってある警察署が
あったので、中に入り、近くに両替ができる銀行が無いか尋ねる。
英語も日本語も通じない警官だったので意思疎通に苦労したが筆談で確認すると、
あそこの宝石店に行けと教えてくれた。(闇両替とかいうのは台湾では無いのかな?)

ところが宝石屋は両替はやっていないので、銀行に行ってくれとの返事。
近くの銀行を聞いてみると、8kmほど戻った東港にあるとのこと。
進行方向の南側には?と聞くと”無い”と言われたので、大人しく戻ることにする。
(本当は恒春の街にも銀行がありましたが。)
こういう無駄な走りはどっと疲れます。

警察

バイパスからは見えなかった東港の街中まで入ると、すぐに銀行が2か所見つかった。
そのうち入ったのは”玉山銀行”。
玉山と言えば日本人には”ニイタカヤマ(新高山)”のほうが通じますかね?
台湾中央部には3000m級の山がそびえ立っており、玉山は富士山よりも高い3952mですって。
その写真が銀行内にでかでかと飾ってありました。

両替は流石銀行だけあって、ものすごく手堅く行われました。
パスポートコピーとったり、サインやら書類を複数記入し、こちらから渡した1万円札数枚を
わざわざ機械鑑定チェックし、機械で確認した枚数をこちらにも確認するように促し、
台湾元も同様の機械チェックと枚数を確認させるという手の込んだ”儀式”が粛々と執り行われました。
めんどくさ!
サンキューとお礼を言って銀行を後にしました。
玉山銀行

東港の信号で停止していると、同じく歩道側で立ち止まっていた小柄なお婆ちゃんが自分を見て
何やら中国語で話しかけてきた。
困って”こんにちは!”と日本語で挨拶すると、一瞬驚いた後、ニコッて笑いながら
”アナタキレイネ”って片言の日本語に変えて話してきた。
何だ何だ!綺麗ってのは違うだろって思いながら、
”お婆ちゃんも昔はそういわれてたの?”って聞いてみた。
日本語が理解できたのかどうなのか分からなかったが、相変わらずニコニコしている。
ちょっと考え、もし実際にそう誰かに言われていたとしても、若かりし頃は複雑な時代のはず。
続けてなにを話せばよいか分からなかった。
丁度信号が青になったので、”バイバイ”と挨拶して別れた。

道は省道17号線から省道1号線に合流してだんだんと南国ムード。
線路を渡る陸橋に登ると遠くまで見渡せる。すいぶんと南国っぽい木々ばかりです。
南国ムード
海岸線の先の遠くに、綺麗に海に緩やかに伸びた台地が見える。
風がだんだんと強くなってきており今まで無かった南東からの強い向い風が吹き始める。
遮る山々が無くなって、台湾南端もだんだんと近づいてきていると感じる。
海岸線

楓港に到着すると、省道1号線は終了。
台東への山越えルート(恒春半島横貫線)の9号線が始まりますが、
直進して恒春半島の先端、、墾丁方面に進みます。
楓港
国道26号線に入ると片側2車線でバイク専用レーンは無くなっていたが、
交通量がめっきり少なくなったので、やっぱり走りやすい。
ただ風が山の形状に影響受けてか、前後左右不規則に強く吹き乱れてフラフラさせられる。
DSC08650.jpg
恒春の街を抜けると、一転して南国リゾートの雰囲気。
周りはリゾートホテルや民宿がたちならび、綺麗なビーチが伸びます。
季節外れで人はほとんどいませんが。
砂浜
墾丁の街中にようやく到着。
ここから先は先端まで街らしいところは無いので、ここで宿泊しようと決めていた。
交差点で信号待ちしていると、バイクに乗ったオバちゃんが”今日の宿はあるか?”と
自分の民宿への宿泊をセールスし始める。
小さな街なので、一通りぐるっと回って決めると返事して、海岸線やメインロード沿いのホテルや民宿を
ウロウロと物色する。どこもけっこう良さげだが決めてが無い。
キョロキョロしているとあちこちから勧誘の声が掛るほどいつのまにやら”人気者?”になった気分。
墾丁メインロード

たまらず裏道に入ってみると、ガラスを多用した綺麗な民宿が目に飛び込む。
玄関を掃除していた従業員さんに空いているか聞いてみると、部屋の写真を見せてくれる。
まだ真新しくとても綺麗なので即決。
でも高いかな?っと値段を聞いてみると、BOSSを呼ぶとのこと。
どこかへ電話を掛ける。どんなおっちゃんか?とBOSSを待つと、すぐに海岸方向からBOSSがやって来た。
髪の毛ふわふわな小柄で綺麗な、30前後の美人マダムがBOSSでした。
ニコニコ笑顔が癒されます。(流石にあなたの写真撮らせてとは言えんかった)
うちの部署の分からず屋BOSSと是非交代してくれんだろうか?

2階のベランダにもスペシャとキャノの2台のロードバイクm見える。
今夜の宿
部屋はこんなん。
値段は1500元と高!っと思ったが、頭のなかで換算し
6000円なら駅前ビジホと変わらないか!と無理やり納得する。
まあ気に入ったので金額は二の次です。
部屋3
部屋2
まだ日没まで1時間半あるので、部屋に荷物だけ置いて軽装で、10km程離れた最南端まで行くことにした。
明日は雨になるかもしれないし、今日の内に行っておきたい。
荷物が無い自転車は、妙にフワフワ、フラフラして妙な感じ。
その分、今までの重しから文字通り開放されて、不思議な感覚の中で軽快に飛ばせました。
今ならスクーターにも負ける気がしませんね。車にゃ負けるけど。
先端へ走る

アップダウンを繰り返して、夕暮れ近くで人が少ない道を飛ばす。
相変わらず横風が強くてフラフラ。

墾丁の街の先にも、広大な敷地の大型のホテルがちらほらと続く。
大概○×度假飯店という名称なので、恐らく”度假”がリゾートという意味なんだろう。
岬が見える
先端近くに鵝鑾鼻(がらんぴ、オーロァンピ)公園という有料の公園があり、駐車場に大型バスが入っていく。
ここが最南端か?と自転車を停めて、チケットを買って中に入る。
鵝鑾鼻公園
中は広い芝生広場にょうになっていて、丘の向こうにみなさんぞろぞろと歩き始めるので、
後ろをついて行く。
丘をのぼりきると、左手に灯台があって公開されている模様。時間が無いのでパスし、
芝生広場を下って道の先にある海岸を目指す。
芝生公園

うっそうと茂る樹木の中の細道を抜けると、ウッドデッキの先に東シナ海の海が広がる。
いくつかのデッキを継ぐ回廊を通ると、元来た広場に戻ってしまった。
何も最南端を示すような標識が無い?
肩すかししながらスマホの地図をみると、”最南點”という名前の所がもう少し東側にあるので、
この公園内にはそのような台湾最南端を示す碑のある場所は無いようだ。
海岸
急いで公園出入口までもどり、駐車場を出て更に東へとのびる上り坂を走ると
すぐに”最南點(Southern Most Point)”と示す看板が現れる。
駐車場がこの先にあるようだが、自転車で進めそうなのでそのまま直進。
お土産屋などを通り越して、急な坂を下る。
最南端へ1

下り切ったところからは、車止めがあり各種車両進入禁止とあったので、ここから先は歩くことに。
台北を出発して4日目。あと1500mでようやく最南端に到着します。
最南端へ2
木々におおわれた細い道から時々カップルやグループの人たちとすれ違う。
手に網や銛をもったウエットスーツ姿のダイバーがやってきて、微妙な緊張感。
ここだけお互い妙な恰好した2人がすれ違う。
後には濡れたブーツの足跡が延々と続いており、何故か可笑しい。
森の中を歩いていると、突然視界が広がり、再び海が広がる。
最南端へ3

ここもテラスになっており、意外と立派なモニュメントが建っていた。
最南端

後から来た若い男女3人組の写真を撮ってあげ、代わりにこちらの記念写真も撮ってもらった。
自転車が傍らに無いと、何とも締まらない恰好ですね。
最南端記念写真

墾丁への帰路は更に人や車が少なくなっって、段々と暗くなっていく。
途中先ほど写真を撮ってもらった3人組スクーターバイクの2台に追いつかれ、
追い抜かれ際に”イエーイ!”と奇声を上げ手を振りながら挨拶。
こちらもそれに答えて一緒に走ろうと試みるが、やっぱりバイクのほうが速い。
バイバイと見送って、再び静寂の中を墾丁まで戻りました。
墾丁への帰路
今日のお宿”金沙湾度假旅店2号館”に到着。
ロビーにあった”倒れるだけで・・・”の健康器具(こんなとこにも普及してるんですね)に自転車を立て掛けて、
珍しくロビーで靴を脱いでスリッパに履き替える方式で、階段を上がる。
木の1枚板をワイヤーで吊ったお洒落な階段を3階まで登って部屋に入り、シャワーを浴びてしばらく寛ぐ。

お腹がすいてきたので夜の墾丁を散策。メインストリートの両側には、
いつのまにやら昼間には無かった夜市の屋台が並んでいる。
小さな街ですが多数のお店と、平日なのに多くの観光客らで賑やかな雰囲気。
中華の定食屋で食事をし、屋台で幾つかつまみながら、最南端の町の夜を楽しみました。
メインストリートの夜市
本日の走行距離148km。


走行距離148km
  1. 2015/03/26(木) 00:29:24|
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3月9日 台南~高雄 3日目

台湾サイクリング3日目。今日は台南から40~50km程離れた台湾第二の都市高雄を目指します。
高雄といえば元中日、現オリオールズのチェン投手の出身地という程度しか知らないのですが、
以前TVでやっていた竜虎塔には行ってみたい。

諸事情で寝不足気味ではありますが、とっとと駅前近くの某ホテルを出発します。
受付のお姉さんや事務のオッチャンが親切だっただけに部屋はチョット残念な結果でした。
某駅近くのホテル

近くの朝食屋が既に9時近くと遅い時刻だからか、それとも街中すぎるのかあまりやっていない。
やっていたお店に寄ってみると、中華風ではなくサンドイッチ、ハンバーガーのお店だった。
まあいいか!と適当なハンバーガーっぽいメニューを注文すると、肉団子のような塊を取りだし、
その場で潰して焼き始めた。手際よく目玉焼きやベーコンを焼き、野菜とチャッチャと重ねて味付けして
出されたハンバーガーはシンプルだがとってもおいしかった。
チェーン店やコンビニ以外のお手製ハンバーガーって、そういえば食べる機会がなかなか無いな。
アメリカンダイナーの店ほど本格的では無いが、これはこれでありですね。
一緒に出された珈琲がメッチャ甘かったのだけは残念ですが。

高雄までは近距離なので、この日午前中は観光やグルメに充てようと安平古堡を見に行くことにする。

安平のある海方向に向かう途中に”赤崁樓”なる史跡横を通った。
東インド会社時代のオランダ人による台湾統治拠点らしいが、
中華なド派手な原色建築物とは違ってシックな雰囲気。
ただ入場料(50元)が必要なので入りませんでしたが。
赤崁樓
この入場門の前で同じサイクリストと出会い、挨拶を交わす。
150km離れた台東から昨日走って来たそうで、地図片手に通行不能な道路情報や、峠の様子を教えてもらう。

海の近くになると大きな運河が伸びていて、大きなホテルやマンションが立ち並ぶ。
安平へ

安平に到着すると、サイクリングロードが見えたのでとりあえず走ってみるが、
肝心の安平古堡から離れていってしまいそうだったので、直ぐに降りる。
このサイクリングロードからは河口の湿地全体が、マングローブなのか溶樹(ガジュマル)なのか
長い枝が複雑に絡み合った木々で覆われたているのが見渡せる。
安平のサイクリングロード

安平古堡(あんぴん こほう、 Fort Zeelandiaゼーランディア城)に到着。
まあ外から眺めるだけですが。
安平古堡

迷路のような狭く複雑な安平の古い街並み(老街)をぶらぶらと。
安平の古い街並み
地図を見てもあまり参考になりません。
安平の地図

お腹が減ったので、本当の目的地である近くの”同記安平豆花”店へ。
豆腐デザートの有名店らしい。
同記安平豆花1

甘いシロップの中に豆腐が入ったデザートが売りで、トッピングが色々選べ、Basicに小豆を選択。
豆腐は杏仁豆腐のように甘いかと思ったのですが、あっさりした普通の豆腐でした。
安平豆花2

デザートの後?には再び台南の街中に戻り、台湾料理で最も有名な麺「担仔麵(タンツーメン)」を食すことにした。
名古屋名物”台湾ラーメン”とは似て非なるとはいえ、ルーツとなるものだと言われてます。
その「担仔麵」の中でも最も有名と言われる店「度小月担仔麵」に寄ってみました。
確かに鶏がら出汁にミンチ脂という組み合わせは共通で、パクチーを抜いてトウガラシとラー油と大蒜を
たっぷり入れたらまんま台湾ラーメンかな?
度小月担仔麵

担仔麵は非常に小降りなんで、併せて蝦巻を注文。こちらも美味しかった。
蝦巻揚げ

小腹を満たしたら南に向かい、高雄を目指す。
とりあえず省道17号線に沿って海岸沿いの道に出る。
交通量も少なく快適な道であった。
高雄へ

途中開けた砂浜が見えたので、止まって海岸に出てみた。台湾海峡の海は穏やかです。
3日目にして初めて海らしい海を見た気がする。
砂浜は気分が良いが、サイクリングシューズの中はすぐに砂だらけになってしまうのが難点です。
黄金海岸
この海岸は黄金海岸(その名もゴールドコースト)というらしく、
ここでも海岸に沿ってサイクリングロードが伸びる。
台湾にはちょっとしたサイクリングロードがそこかしことあるが、初めて来た外国人の身にとって、
どこに通じているか分からないので、おいそれと入っていけないのが難点です。
黄金海岸のサイクリングロード

台湾では良く飼い犬が手綱もつけずに飼い主と散歩をしている。
そんな犬はよっぽど吠えることも無いし、大概の飼い犬は道路端でぐたっと昼寝していることが多い。
但し野良犬も多くて、集団でウロウロしていると流石にビビります。
ほとんどはこちらに興味すら見せませんが、2回ほどワンワンと吠えながら追いかけてきた時は
全力で逃げました。
(そのもしもの時のために、脚は残しておかなくてはいけないですね。
1回は登り坂だったので、そのあとしばらく死んだ!
 登るのが遅かったせいもあり振り切れず、えらい長いこと追いかけてきやがった。)
放し飼いの野良犬

海岸沿いはコンビニ少な目。途中ドリンク補給処”茶の魔手”があったので入ってみる。
最初なんちゅう名前だ!とおもったが、その後あちこちで見かけ、
台湾では結構ポピュラーなチェーン店。”50嵐”よりも多いかも。
さて注文しようとmenuを見ると・・・
茶の魔手menu
系統は分かるがさっぱりわからん。店員さんにお勧め聞いてそれにしました。

お勧めは緑茶系の梅子緑茶。カウンターでなにやら手早く配合して機械で混合し、上面にフィルムを溶着して
できあがり。ドリンクホルダーに入れて走りながら飲めます。
味は梅ジュースとお茶を混ぜて少し甘くしたまんまな感じ。暑かったので氷で冷たく美味しかったです。
茶の魔手

このあたりは蝦か魚かわからないが養殖場が延々と続きます。
蝦の養殖?

時折現れる田んぼ。ここではすでに成長し昨日見た風景よりも伸びています。
台南の田んぼ

高雄郊外にくると、ポツポツと比較的新しい住居が増えてくる。
都市部のベットタウン化した新興住宅地なのかな?結構モダンな建物。
高雄郊外 モダンな建物

高雄に近づくにしたがい、段々とバイクや車も増えて、信号停止の頻度が多くなる。
バイクも増える

高雄の手前の街中にある細い道を案内標識に従って抜けると蓮池潭(れんちたん、ロータスポンド)に出る。
遠くには(自分の中では高雄のランドマーク?である)竜虎塔が見えます。
遠くに見えるは竜虎塔
最初に正面に目についたのが大きな”北極大帝”が座る元帝廟。全長11mって。
遠くにも何やら大きな仏像が見えます。
大きな偶像好き?
この横にはあまり迫力の無い竜の像。
なんともカラフル。
かわいらしい竜も

竜虎塔に近づいて写真を撮っていると、同じように1人で写真を撮る若いOL風の女性。
中国語で言えないので、”しゃる あい ていく あ ふぉとぐらふ? 写真とりましょうか?”
と日本語英語と日本語で声を掛ける。
すると”日本の方ですか?”と驚かれるが、こっちも日本人とは思わなかったので驚いた。 
結構若い日本人女性って1人でも海外でウロウロしてますね。
自分がたまにしか行かない旅行中、香港の安宿でもインドのバラナシでも1人で旅行している
行動派女性に合ったりして話してみると、めっちゃ逞まし―なっと感じる。
我が会社の若いメンズらももっと見習って欲しいと思わせます。
‘’良い旅を❗‘’と言って別れましたが、この言葉が好きである。
旅先で相手の無事と幸運を願いつつ、自身も旅していることを実感させてくれる。
日本国内ではなかなか言う機会が有りませんし。
竜虎塔遠景

龍虎塔の出入口である 龍の口から入って虎の口から出ると厄除けになると言われていますので、
早速入って塔に登ってきました。高雄が海に面しているので、この龍虎塔、海岸にあるもんだと思い込んでいたんですが、人造池にあるとは思いませんでした。
竜虎塔正面

高雄は思った以上に都会でした。ビル群が現れ始めてもなかなか駅まで付きません。
このへんは比較的新しく開発された新興地域でしょうか?ビルも整然としてきれいな町並み。
高雄新興地域

Giantに次ぐ台湾のご当地バイクブランド”メリダ”。
ここでもメリダショップがありましたが、外から覗くのみ。
メリダショップ

ようやく高雄駅についたが、台北駅や台南駅ほど重厚感はありません。
さて、早速この近くで宿を探しますか?
高雄駅

ウロウロしながら目についた何件かを物色しながら外観から高すぎず、ボロ過ぎない宿があるか品定めする。
駅に続く大通りに面した宿に決めて、部屋が空いてないか尋ねると、難なく価格を提示される。
1泊980元(3900円)。少し高めだが部屋を見せてもらうと、結構いい感じで、ここに決めました。
(後で備品見ていると、何と台南で泊まった宿と同じ資本!大丈夫か?と思ったが、全く問題ありませんでした。)

財布の台湾元が心細くなったので、両替できるか聞いたらやっていないとのこと。
銀行も既に閉まっているので、どこか貴金属屋を探せば両替してくれるそう。
銀行並みで、両替やっている高級ホテルよりよっぽどレートは良いそうだ。とはいってもなかなか見つかりません。
最悪翌日も平日だし、明日銀行を探すことにして、夕食は節約しとこう。
高雄のホテル

近くの夜市をウロウロし、安い魯肉飯で腹を見たす。
足らない分は屋台で買い食いし、帰りにコンビニでビール買って部屋飲み。
この日はこれで終了!走りも食事もちょい中途半端な1日でした。
高雄の夜市
走行距離68km。
  1. 2015/03/24(火) 22:53:42|
  2. ロードバイク(海外編)
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3月8日 台中(大甲)~台南 2日目

台中市に入ったものの、約20km離れた市街中心部には寄らず、手前の大甲の街で1泊した翌日、
ちょっと遅めに起きて身支度した後、8時過ぎに大甲大飯店を後に走り出した。
大甲大飯店 朝
昨日は一日曇り空だったが、今日はすっきりとした晴れ空。
少々暑くなりそうだが、雨が降らないというのは救いです。
鎮瀾宮の裏手にある食堂で簡単な朝食をする。
大甲の朝
日曜の朝とあって省道1号線は大型車を含めて車は少な目な感じ。
小さな川に沿って自転車道の看板を見つけ、そちらに逸れてみる。
今日は台南まで行きたいと思っているが、昨日は内陸ばかりで海がほとんど見られなかったので、
できれば海沿いの海岸線を走ってみたい。
そのために海側に移動して省道17号線に出たかったので、この自転車道を機会に西へと向かう。

自転車道とはいっても、単に川沿いの何の変哲も無い道に黄色のラインが引いてあるだけでしたが。
青青河畔路自行車道

省道17号に出るつもりが、手前の高架下の省道61号(高速道路のようだがFree Way。西部浜海快速公路というらしい)
が走りやすそう。
対向車線側にチームジャージを着たローディ列車が何組か見かけたので、やっぱり走りやすい道なんだろう。
信号も点滅が多く、幹線との合流も少ない。ただし街から離れているのか、コンビニなど商店がめっきり少ない。
高架下の港道路

高架下から外れ、いつの間にか省道17号に合流し走っていた。
途中、結構な速度でGiant/TCR乗りに追い越されてからは、ペースメーカーにしようと頑張ってみる。
信号での加速で置いて行かれて離されながらもなんとかついて行き、先の信号停止で追いつくというのを
何度か繰り返していた。
TCR乗り

この先省道17号を進み、古い街並みが残る鹿港という町に行きたいと思っていた。
ところがTCRを必死に追いかけていると(ホントTCR乗りは健脚ぞろいで!)
道なりに直進していたはずが、いつの間にやら小さな街を結ぶような田舎道に変わってしまっていた。

標識も省道134号に変わっていたので、どこかで曲がるタイミングを見失ってたようだ。
気にせずにそのまましばらく走っていると、南下しているはずがいつの間にか東に向かっているっぽい。

太陽が出ていたので方角が分かるのだが、もし曇りならそのまま変なとこに向かってたところだ。


田んぼ田植え済み(R17→省道134)

パッと見怖そうなオッチャンに地図で現在地を聞いてみたら、凄く丁寧に教えてくれて、
”頑張って!”と送り出してくれた。見た目で判断してすまんと思いながら再び走り出す。
どうもずいぶん内陸に入った彰化という町の手前のよう。
目の前の交差点で曲がって省道134甲に入り、再び南下する。
(省道のナンバーには時折”甲”とか”丙”とかがつく支線があるのでややこしい。)

そのうち省道19号に合流していたが、どうも鹿港は既に過ぎていたっぽいし、
海沿いを走る省道17号に戻るのも時間が掛りそうなので、このまま省道19号で
内陸部から台南近辺を目指すことにする。

そういえば田んぼには既に苗が植えられている。昨日までは水を張っているだけか
田植えの真っ最中だったので、ちょっと南下してきたのだと感じさせる。
このような田んぼや時折密集した樹木が点在する中で、直線状に伸びる道路からの
風景を眺めながら走っていると、(愛知県の)安城市か稲沢市あたりを走っている錯覚を覚え、
(ここまで田舎ではないが)どことなく印象が似ている気がする。
田んぼ沿いの田舎道(国道19号)

それでも時折、中華な建物がババンと現れるので、ああやっぱり台湾だなと再認識する。
大きなお寺
省道19号を進んでいると、10kmから20km程度先の街への距離を示す標識を目にするが、
一向に町並みは見えてこずに、次の街への標識に変わっている。
当然商店街もコンビニも現れず、田んぼのなかをひたすら走ることになる。

時折このような門が現れるので、どうやら街中心街をバイパスしながら進んでいるんだと気が付く。
きっと昔は島状に街が点在し、四方にこのような門が境界を示しているんだろうなと想像させる。
街への門

北港の手前1kmくらいで前輪が”パン”という音が鳴り、台湾遠征初の記念すべきパンクが発生した。
後輪はずいぶん平らになっているが、前輪はまだまだ減り少ないはずなのに。
どうも部分的にタイヤが削れていて、そこからチューブがやられたっぽい。
予備のコンチ/4シーズンに替えるも、ポンプは何度やってもスカスカして一向に空気が入っていかない。
貴重なボンベを使ってみてもいいがダメっぽい気がして、諦めチューブのほうを交換してみると
難なく復旧。ダメだったチューブも単独では膨らむようなので、???だが、あまりモタモタできないので
先を急ぐ。
タイヤ交換途中で近所のオッチャンやらオバちゃんやらが寄ってきて会話を始めるが、
言っていることが全く分からず、こちらは英語(もどき)や日本語で返答するが、通じているか分からないまま
構わずどんどん中国語で帰ってくる。
お互い好き勝手にしゃべりながら、傍からみているとさながら
会話が成立しているかのような状況が何とも可笑しい。
言いたいこと喋ったら興味が無くなったのか、みなさん家に戻って行った。
北港手前でパンク

北港では由緒ある有名なお寺があるようで、観光バスが何台も連なって大勢のお客を吐き出していた。
ここでパンクしてさらし者にならなくて良かったと胸をなでおろしながら、
先は長いので観光に寄っている時間は無くあっさりスルーする。

ここでもそうだが、でか!っと思うような建物やら像がこの旅行中あちこちで見かけた。
しかも原色でカラフルな装いに、大きくてはっきりした分かりやすい事象が好まれるのだろうか?
こじんまりして渋い物も悪く無いと思うんだが、
これらが印象的すぎて単に気が付かなかっただけかもしれませんけどね。
北港朝天宮
北港を過ぎてたぶん半分強の行程が過ぎた模様。まだ台南までは90km。
台南までまだ90km

今日のコースは大きな河川を何本か越えるが、先が見えないようなものすごく長い橋が幾つもあった。
長い橋

実際に水流れてがいる川幅はそれほどでも無いのだが・・・。
濁水渓

その何倍もある広大な河川敷と、そこで畑に利用し様々な野菜等が
栽培されている様子が橋の上から伺うことができる。
雨の多い地域だろうから氾濫しないんだろうか?とか、
治水という名目で日本ならこの間に更に堤防を設けてしまうんだろうな?
などとボーっと考えながら走っていた。
河川敷は広大な畑

朴子から義竹あたりまでくると、田んぼがめっきり少なくなって、やたら背の高い植物が多くなってきた。
南国なんでサトウキビか?と思っていたが、どうやらトウモロコシらしい。
一面のとうもろこし畑ってのも今まで見たことなかった。
トウモロコシ畑
この地域の特産品であることを示すように、小学校には何ともシュールなオブジェが。
キャラとしては全然緩くないです。
トウモロコシオブジェ

途中のコンビニで簡単な昼食。台湾のコンビニは例外なく店内にイートインスペースがあり
お湯も提供しているので、カップめんやスープ物、弁当などの食事がしやすくなってます。

ホントは各地域のローカルグルメをもっと楽しみたいとこですが、コンビニばっかり行っていた気がする。
いつもトイレが近くなるとコンビニに寄って用をたし、ついでに飲み物や補給食を買っているので、
お腹はあまり空かず飲み物のせいでまたすぐトイレに行きたくなるというコンビニ無限ループであった。
自販機もほとんど無いですしね。
コンビニは日本と同じくらい街行けば必ずあるので補給には全く困まりませんでした。
コンビニ休憩

何を栽培しているかは植物に疎いので全くわかりませんが、広大な畑が続きます。
広大な畑

鹽水ではまた曲がり道を見失って省道172へ直進し、道を間違う。
高速道路まで行ってから気が付き、高速道脇の道なき道を走って省道19号に戻ろうと試みる。
ホントは元来た道に戻ればいいんですが、何となく引き返すのは負けた気がして。
本来走らなければならない決まったルートがあるわけではないので、本人が迷ったと思わなければ
それは迷ってないんです。
迷い道
林を抜けると突然大きなお寺が現れる。太子宮というところに出て省道19号に無事復帰です。
(ただ後で気が付いたのですが省道19甲号線だったようですが)

大勢の同じ服着た人が集まり、何らかのイベントが行われていたが、それが何なのかさっぱり分かりません。
太子宮

麻豆から省道19号は東に大きく回り込んで善化、新市という街を通って台南に通じているようなので
省道173号から西港というところを通ってショートカットする。
このあたりから都会めいてきて、段々とバイクや車が増えてきており、
これまでの田舎道から変化してきていた。

今日は何とか暗くなるまでに目的地に到着できました。
ただ街が大きすぎて今どこにいるかさっぱりわからない。
市街地拡大地図の中に入っているのかどうなのか?
ここからまた人に聞きながら一旦ランドマークである台南駅に到着。一

台南駅

ここで地球の歩き方で目ぼしをつけていた駅に極々近い宿に到着。
日曜日なので大丈夫だろうとは思ってましたが、受付で空きを確認すると問題無し。
親切なお姉さんが自転車も事務所の倉庫で保管してくれることになりました。
今日も狭いながら、無事部屋を確保できました。1泊830元(3300円)。
部屋内
シャワーを浴びて早速街に繰り出しますが、そこは流石に都会な雰囲気。
夜市の有無が分からなかったので、繁華街をぶらつき、目についた三越の中華レストランで
宿代を越える高価な食事をたらふく頂きました。

満腹、ほろ酔い気分で宿に帰り、眠りに着いたのとこまでは良かったのですが、
夜中に体中のあちこちが痒い。
・・・ポリポリ・・・ポリポリ・・・掻きながら何とか寝につこうはしてみたんですが、
堪らず起きて体を見ると、小さな食み痕があちこちにポツポツと・・・。
じんましんでは無く、蚊でも無い大きさ。
南京虫に噛まれるとどうなるのか経験が無いので判らないのですが、
恐らくダニの類か?
一番被害の大きかった足の下にはサイドバックを置いて、浮かして寝られる状態にする。
その他の部分を守るために、ドライヤーで灼熱攻撃を与えてみる。
真夜中のダニ?との攻防に寝られない夜は、刻々と過ぎて行くのでした。
夜中の戦い
この日の走行距離:198km。
  1. 2015/03/22(日) 00:33:53|
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プロフィール

Nao

Author:Nao
愛知県名古屋市近郊に在住。
今年とうとう齢50代に突入。
自転車を2012年1月末に始め、
愛知、岐阜県を中心に週末ライドを
楽しんでいます。
愛車はジャイのDefy3Composite
とLook 695AeroLight。
色々な自転車旅をしてみたい。

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